2回目のディズニーランド・パリ
■2001年12月23日(日)
●朝8時前に出発したら気温は零下3度で道は凍結していた。高速道路に乗って郊外に出ると気温はさらにぐんぐん下がり、辺りも雪景色になったのでさすがにビビって時速100km前後で走った。アーヘンを通ってベルギーに入り、リエージュ、シャルルロワ、モンスを経由してフランスに抜けるのだが、フランスに入ってしばらくするまでは路肩が雪と氷でジャリジャリという状態が続いてぐったり疲れた。
●結局、休憩2回をはさんで午後1時過ぎにオフィシャル・ホテルのニューポート・ベイ・クラブに到着した。まあ500km強の距離を5時間だから悪くはないと言うべきか。駐車場に入るときにトランクを開けさせられた。テロ対策か。前回来たときにはオフィシャル・ホテルの中でも最下層のサンタ・フェというところに泊まったが、今回はちょっとはりこんで3ランクアップである。本当はここに2泊したかったのだが、予約したのが遅かったためイヴが取れずやむなく1泊だけ、明日は近郊のノボテルに移動だ。とほほ。
●チェック・インは混んでいる割にすんなり済んだ。今回はチャージ・カードもエクスプレス・チェック・アウトも話が早かった。クレジット・カードを見せて宿泊客用のピンクのIDカードに登録してもらうと、このカードでディズニーランド内での食事や買い物の支払いができるようになり、ホテル代にそのままチャージされる。これがチャージ・カード。で、エクスプレス・チェック・アウトにすれば請求は直接クレジット会社にまわされ、出発の朝フロントに立ち寄る必要がない。どちらも必須。
●部屋はまずまず。格式とか深みというようなものはないがそれはまあ仕方ないだろう。ちょっと休憩して早速ディズニーランドへ。ここでも荷物チェックがあった。ホテルからは無料のシャトルバスが出ている。到着してまずはビッグ・サンダー・マウンテンの予約券を取った。ファストパスと名づけられたこのシステムは、人気アトラクションの脇にある機械に入場券を差し込んで時刻の印字された予約券をもらうというもの。これで行列する時間が節約できるという訳だ。
●午後3時半にはクリスマス・パレードがあった。キャラクターがフロートに乗って手を振るというオーソドックスなパレードではあるが型通りには盛り上がる。いくつかアトラクションも攻めたが個々のアトラクションの細かい説明は控えておくので自分で行って確認して欲しい。そういえばスモール・ワールドのアメリカのシーンにはWTCとおぼしき2本の高層ビルが描かれていた。
●天気はいいし風もないのだが気温が低いのでずっと屋外にいると冷えてくる。手袋も必須で耳が痛い。あまりに寒いので遅い昼食と早い夕食を兼ねてピザ屋に入ったが、メニューがフランス語で不親切なのには参った。たいていの表示やアナウンスは英仏2カ国語なんだけど、レストランのメニューだけは英語表記のないものがあって難儀した。まあ所詮食い物の話なので見当はつくのだが。
●夜はエレクトリカル・パレードだ。パリは東京に比べて緯度が高い上に夏時間を実施するので、夏の間は午後10時頃まで明るくエレクトリカル・パレードができない。これが見られるのは冬の間だけなのだ。内容は東京でやっていたのと同じなんだけど、これだけは何回見てもいいなあ。音楽もいいし。ただ、この日はあるフロートがゲートの出口まで来たところで動かなくなってしまい、その影響で何台かがオミットされてしまったのが残念だった。
●ホテルのディズニー・ショップでグッズを買い込む。流れるボールペンは5種類ゲット。最近熱意が冷めつつあるスノードームも小型のを一つ買っておいた。
■2001年12月24日(月)
●昨日チェック・インしたときに「朝食の予約をコンシェルジュですませてください」と言われていたのを忘れていて、夜あわてて予約しに行ったんだけど、その割に朝7時40分という悪くない時間をもらえた。朝食はビュッフェで飲み物も含めて完全なセルフ。クロワッサンは美味しかった。オフィシャル・ホテルに泊まる人は朝食カードをもらうのを忘れないように。
●朝起きたらエクスプレス・チェック・アウトの計算書がドアノブにぶら下がっていた。これをチェックして問題がないようならそのままホテルから出て行って構わない。クルマを拾いに行ったら真っ白に凍てついていたので、持参のヘラでガラスについた氷を落とした。このヘラがないとこれはなかなか大変な作業である。ホテル正面の車寄せに横付けして荷物を積み込み、9時前に出発した。
●ホテルのIDカードを見せると駐車場は無料だが、駐車場からディズニーランドのゲートまでは結構距離がある。動く歩道があるがそれを計算に入れてもかなり歩くことになる。それなりの覚悟は必要だ。
●朝一番の空いているうちに人気アトラクションをいくつか攻略したが、ダンボに並んでいる間に身体が冷えてしまったので昼食。休憩を兼ねていったん退場し(手の甲に再入場用のスタンプを押してくれる)、今夜の宿であるノボテルに移動した。ここはディズニーランドからはクルマで10分程度。小綺麗なビジネス・ホテルだが、これは事前にリサーチしてないと場所が分からないと思う。調べておいてよかった。
●夕方、再び出発。ディズニーヴィレッジのプラネット・ハリウッドで早めの晩メシ。これってHRCそのまんまじゃん、などと思いながらマズいハンバーガーを食べた。アメリカ人とかイギリス人ってどうして同じ材料をこんなにマズく料理できるのだろうと感心した。いや、実際に料理してるのはフランス人だろうけど。
●5時過ぎに入場すると入口の広場に人だかり。何だろうと思ったらフロートの上でコーラス隊がクリスマス・キャロルを歌い出した。別に目当てにしていた訳でも何でもなかったんだけど、一応何曲か聞いてから脇を抜けて奥へ入った。まあ、クリスマスらしくてよかった。それからまたいくつかアトラクションを攻略。7時頃にファントム・マナー(TDLのホーンテッド・マンションと同じ)に行ったら待ち時間が0分だった。
●あと、TDLだと白雪姫城の探検ツアーってあったよね、確か。おねえさんについて行くヤツ。あれがないんだな、ここには。あとジャングル・クルーズもない。ああいう白々しい説明にわざとつきあう系のアトラクションはなぜかパリではオミットされているようだ。言葉の問題なのかもしれない。初めからいろんな国の人が集まることを予定しているだろうから。それ以外のアトラクションはだいたいTDLと同じだと思う。最近TDL行ってないから正確には分からないけど。
●7時半からフル・サイズのエレクトリカル・パレードを見物。フランス人もため息をついて見ていた。オサマ・ビン・ラディンにも見せてやりたい、イヤがるだろうけど。その後8時にはお城の上に盛大な花火が上がって閉園。なかなか景気のいい花火だったけど、色は白一色だし、やはり花火は日本だと実感した次第。駐車場から出るのは大変かと思ったけど全然スムーズだった。
●この日は雨の予報だったけど、結局小雪がちらついた程度で雨具はまったく不要だった。よかった。
■2001年12月25日(火)
●最終日。天気悪い。昨日の雨が一日ずれたのかな。まあこれが昨日でなくてよかった。ホテルをチェック・アウトして9時過ぎにディズニーランドへ。まずビッグ・サンダー・マウンテンに直行する予定だったんだけど調整中で動かず、仕方なく他をまわる。あとはショップで最後の買い物。1月の冬休みにリゾートで着るためのTシャツをゲット。なかなかいいのがあった。
●それからフロンティアランドのステージでミッキー・イン・ウィンター・ワンダーランドというショーを見る。このステージが遠くて雨の中をここまでたどり着くのが大変だった。ショーはフランス語と英語を混ぜながら進行する。進行係のおにいさん、おねえさんに、ミッキー、ミニー、ドナルド、グーフィ、プルート、双子のリスなどが総出のショーだったが、おねえさんががっしりしているというか太めだったのが印象に残った。園内にはいくつかのステージがあり、それぞれ違った内容のショーが行われているが、時間が重なっていたりするので、プログラムを検討して戦略的に動くことをお勧め。
●昼メシは外へ出てヴィレッジのマクド。結構混んでいた。駐車場を出たところにあるエッソでガソリンを補給したんだけど、もうちょっとで有鉛ガソリンを入れそうになった。帰り道は積雪や凍結の心配はなかったけどずっと雨で疲れた。何しろ1年で最も日没の早い時期なので5時前には真っ暗になっちゃうし。休憩を入れながら5時間ほどで自宅に帰り着いた。うちの前の道はディズニーランドまでつながっているんだと実感した。いや、あたりまえだけど。
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