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このサイトを始めてから、いくつか寄稿の依頼を受け、主に佐野元春や伊藤銀次について雑誌などに文章を掲載してもらったことがある。ここでは、僕が過去に寄稿した書籍や雑誌の一覧を掲げている。これらの書籍や雑誌の中には今では手に入らないものもあるが、もしどこかで手にする機会があれば読んでみて欲しい。


Rokin' On Japan 誰もほめないのならオレがほめる

ロッキング・オン・ジャパン Feb.1992 Vol.57
1992年 (株)ロッキング・オン
一般投稿で「ロッキング・オン・ジャパン」に掲載されたもの。公に刊行された出版物に初めて掲載された僕の文章だと思う。バックナンバーをうっかり売ってしまって掲載誌も分からなくなっていたのだが、家の整理をしたら掲載誌だけもう一冊手許に置いていたのが出てきた。20年前に書いたものだが、この頃からいいこと書いてる、というより成長してないってことか。
 
 
THE STONE ROSES DOCUMENT ただただ圧倒的に演奏していたローゼズ

THE STONE ROSES DOCUMENT
1995年 (株)ロッキング・オン
雑誌「ロッキング・オン」に投稿し、掲載されたストーン・ローゼズのケルンにおけるライブ・レポート。何月号だったかは忘れた。この年、ローゼズは長いブランクを経てようやく2枚目のアルバムを発表、ヨーロッパ・ツアーを行ったが、僕はそれを引っ越したばかりのドイツで見ることができた。おそらくは希少なレポートということで掲載されたのだと思うが、その後、編集部から連絡があり、ローゼズに関する記事をまとめた単行本を作るので転載したいということだったので承諾した。この本はたぶん絶版になってると思う。
 
 
DEMAGOGUE 01 都市生活者の系譜――佐野元春私論
第1回 僕自身の物語を探して


DEMAGOGUE 01
1999年 (有)デマゴーグ
邦楽アーティストを中心とした音楽雑誌「デマゴーグ」の創刊に際し、佐野元春に関する評論の連載を打診されて引き受けたもの。巻頭特集が佐野元春で、それに合わせて連載を開始するという体裁になっており、佐野のインタビューのすぐ後ろに置いてもらった。内容的には連載の第1回ということで、佐野の音楽の何が新しかったのかを総括するようなものだった。分量としては400字詰めで12〜13枚程度で、かなり力を入れて書いた。これも今では手に入らないと思う。
 
 
DEMAGOGUE 02 都市生活者の系譜――佐野元春私論
第2回 逆境のヒロイズム


DEMAGOGUE 02
2000年 (有)デマゴーグ
連載第2回。佐野元春と僕たちファンとの「約束」について書いた。巻頭特集はTOKYO No.1 SOUL SETのビッケ。他の連載陣は杉真理、能地祐子、直枝政広、鈴木博文と豪華メンバーで、佐野元春のインタビューやKYONと佐橋佳幸の対談なんかも載っている。
 
 
DEMAGOGUE 03 都市生活者の系譜――佐野元春私論
第3回 消費されたロックンロール


DEMAGOGUE 03
2000年 (有)デマゴーグ
連載第3回。佐野の成功がいとも簡単に商業的に消費されてしまったことを指摘した論考だった。この連載はこの後もまだまだ続く予定だったが、不幸なことに雑誌自体がこの号を最後にポシャってしまい図らずもこれが未完のまま最終回になった。原稿はここから佐野のキャリアをたどって直近までフォローしたものが完成しており、いずれどこかで見てもらえるようにできればいいなとは思っているのだが…。
 
 
MWS Now and Then

Moto's Web Server
2000年

【担当分】
Vol.5-03 インタビュー&写真集「As 10 Years Go By」
Vol.6-02 アルバム「TIME OUT!」
Vol.6-11 女性シンガーとのデュエット
Vol.7-01 アルバム「ザ・サークル」
Vol.7-05 ぴあムックス「The Circle of Innocence」
Vol.8-06 アルバム「フルーツ」
Vol.8-08 ビデオ「They called the band 'THE HEARTLAND'」
Vol.9-03 「フルーツ・ダイアリー」
Vol.9-05 アルバム「ザ・バーン」
Vol.10-06 20周年アニバーサリー・エディション
Vol.10-10 書籍「時代をノックする音」
Vol.10-11 DAP「僕は愚かな人類の子供だった」
佐野元春のオフィシャル・ウェブ・サイトである「Moto's Web Server」内の企画「eTHIS」で展開された「Now and Then」にコラム提供の打診を受けたもの。もちろん一も二もなく引き受けた。佐野のそれまでの活動を振り返り、コラム形式で簡単に紹介するもので、プロをさしおいてアルバムのレビューを書かせてもらえたのは嬉しかったし、後で佐野自身から「Now & Thenでのすばらしい原稿をどうもありがとう」とサイン入りのカードをもらった。額に入れて飾ってある。家宝である。
 
 
ROCKS OFF 伊藤銀次 ALBUM REVIEW 1977-1993

ROCKS OFF Vol.03
2007年 (株)シンコーミュージック・エンタテイメント
雑誌「ROCKS OFF」から、伊藤銀次の特集に際し、各アルバムのレビューをどうかとの打診があって、アルバム14枚分まとめて引き受けたもの。このサイトでも銀次のアルバム・レビューは掲載しているが新たに書き下ろした。字数がきつかったが、今、読み返すと結構いいこと書いてる。
 
 
ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 限定編集版 異化と浄化のプロセス

ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 限定編集版
2008年 (株)ソニー・ミュージックダイレクト
佐野元春のアルバム「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」にレア・トラックスを収録したボーナス・ディスクやDVD、ブックレット等をセットにした企画盤。そのブックレットに一般リスナーのレビューを掲載したい、と依頼があったもの。もちろん即決で引き受けた。内容的にはこのアルバムのベースに横たわるネガティブなモメントについて書いた。
 
 
AERA いつまでも共に歩き続ける

AERA '10.12.27 No.58
2010年 朝日新聞出版
佐野元春のインタビューを元にした見開きの記事に、僕の、ファンとしてのコメントが掲載されている。記事自体の筆者はライターの岡本俊浩。1時間ほど色々しゃべったことの一部が掲載されたもので、たぶん言ってないことは書かれてないと思うけど、しゃべったことの一部が文字になると抜け落ちるニュアンスとかもあって難しいと思った。取材からの記事作りというのはそういうものなんだろう。
 
 
ミュージック・マガジン 「SOMEDAY」

ミュージック・マガジン FEBRUARY 2011
2011年 (株)ミュージック・マガジン
40ページに亘る特集「佐野元春の30年」の中の「ストリートに鳴り響くサウンド、心に残るメッセージ/時代とリスナーにインパクトを与えた5枚のシングル」への寄稿を打診されたもの。僕はどちらかといえば「ロッキング・オン」派の人間だが、日本を代表する音楽誌からの打診なので有り難くお受けした。字数の制限でかなり刈り込んだ文章になったけど悪くないと思う。
 
 
MWS Now and Then (2001-2009)

Moto's Web Server
2011年

【担当分】
Vol.12-01 「THE LEGEND - Early days of Motoharu Sano」
Vol.13-03 iTunesMusicへの接近
Vol.14-01 アルバム『COYOTE』
佐野元春のデビュー30周年を記念して「Moto's Web Server」内の「Now and Then」に2000年以降の分を追加するということで執筆の依頼を受けたもの。40ほどのテーマの中から僕が書かせて欲しいとエントリーしたもののうち3件を書かせてもらったが、アルバム『COYOTE』のレビューといった主要なテーマを担当させてもらえたのは嬉しかった。
 
 
MONOLOG Vol.9 「新しい青の時代」レビュー

MONOLOG Vol.9
2013年 GOMES THE HITMAN.COM
このサイトに掲載した山田稔明のアルバム「新しい青の時代」のレビューを転載させて欲しいとのオファーを受けて承諾したものだが、考えてみれば「転載なんて言わず書きおろしますよ」って言えばよかった。山田稔明からはサイト内のミニ特集にコメントももらった。この「MONOLOG」は山田稔明のライブ会場などで販売されているブックレット。手作り感ある素敵な仕上がりだ。
 
 
Tokyo graffiti この本を読め!!

Tokyo graffiti 2014年9月号
2014年 (株)グラフィティ
「New Generation Magazine」と銘打った月刊誌のレギュラー書評コーナー「この本を読め!!」に寄稿。今号のテーマは「今こそ読んで欲しい! 村上春樹傑作短編集」。『神の子どもたちはみな踊る』についての100字程度のレビューを提供。リードは「あの日を境に僕たちの何が変わってしまったのかを問う連作短編集」。村上に関するオファーをもらったのは初めてだったので嬉しかった。
 
 
Tokyo graffiti201501 作家・監督別 作品ランキング

Tokyo graffiti 2015年1月号
2014年 (株)グラフィティ
いろんな作家や映画監督らの作品ベスト10を選び、その書評を掲載するという企画の「村上春樹」のコーナーで、第7位となった『羊をめぐる冒険』のショート・レビューを書かせてもらった。時数は150字。「読むとビールが飲みたくなる」というリードで書いた。
 
 
佐野元春 BLOOD MOON

エンタメステーション 2015年10月号
2015年 (株)エムオン・エンターテインメント
WEBマガジン「エンタメステーション」からの依頼で、アルバム『BLOOD MOON』の特集に、カバー・レビュー「『BLOOD MOON』検証」と「全曲解説」、コラム「文学と歌詞における佐野元春」を欠かせてもらった。紙の本でないので手許に残らないのが残念だが、amazon他で買うことができる。
 
 
佐野元春『Blood Moon』レビュー

音楽文 ONGAKU-BUN 大賞
2016年 (株)ロッキング・オン
「音楽について書きたい――そんなあなたの文章を募集します」というキャッチコピーで募集されたロッキング・オン主催のコンペティションに応募して入賞したもの。他の受賞者が軒並み十代、二十代の中で僕だけ五十代というのが隔絶していて笑える。応募作品は既発表のものでもよいということだったので、このサイトで既掲だった佐野元春のアルバム『Blood Moon』のレビューをほぼそのまま送った。



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