logo ホーム&アウェイ 2005年2月


■2005年2月27日(日)  【ブンデスリーガ第23節 ロストック×グラードバッハ、Jリーグ・プレシーズンマッチ FC東京×川崎(フロンターレの方)

●例によってウェブ・ラジオで遅くまで聴いてたんだけど、アナウンサーが「実につまらない試合です」とか「これ以上悪くなりようがありません」とか連発するお寒い試合だったようだ。結果は0-0、ラジオを聴いている限りではどちらかといえばロストックが押していたようだが、いずれにしても盛り上がりに欠ける試合だったのは戦前から予想されたとおり。何しろここ11試合ホームで勝っていないロストックと、今季まだアウェイで勝ちのないグラードバッハの試合なんだから。
●グラードバッハは昨季から引き続いてアウェイで極端に弱く、昨季もアウェイではわずかに3勝、最後にアウェイで勝ったのが去年の4月、相手が他ならぬロストックだった訳で、そのロストックにも勝てなかった今季はどうなるのかと思うと暗い気持ちになる。引き分けで勝ち点1を拾い、順位はひとつ上がって13位に、降格圏との勝ち点差もひとつ広がって6になったとはいうものの、12位のBVBとの勝ち点差も6であり、次節、ホームでのヴォルフスブルグ戦は是が非でも勝たなければな。と毎回書いているような気もするが…。
●ディック・アドフォカート監督談話。「多くの人は分からないだろうが、今日サッカーをするのは大変難しかった。0-0でも十分満足できる」。激しい降雪の中での試合になったことを言っているのだと思われるが。この日は各地とも荒れ模様だったようで、Jスポーツで中継のあったベルリンでのヘルタ×HSVもかなり激しい雪が降っていた。まあ、雪の積もったピッチで赤いボールで試合するような国ではあるけどね。
●この他首位バイエルンはフライブルグを相手にダイスラーのゴールのみで1-0と辛勝。ダイスラーは好きだけどここはフライブルグに意地を見せて欲しかったね。2位シャルケは日曜日開催。そういえば今節シャルケと対戦するハノーファーのリーネン監督、Jスポーツのダイジェストで見たらノートにメモを取っていた。以前はただのメモ帳というかメモ用紙だったのに。一体どんなメモを取っているんだろう。
●さて、Jリーグもいよいよ開幕を来週に控え、我がFC東京は川崎(フロンターレの方)を迎えてのプレシーズンマッチを行った。シーズン・チケットとは別なのでわざわざ1,000円払って見に行ってきた。FCは茂庭がケガのため後半途中からの出場だったことを除けばほぼベストのメンバー。ボランチを今野ひとりにし、攻撃的MFをダニーロと栗澤の2枚にしたアグレッシブな布陣だった。
●新しいシステムが機能してリズムのいいパス交換から敵ゴール前まで持ち込んでシュートする一連の流れも作れていたものの得点に至らず、逆に27分にはゴール正面のこぼれ球を押しこまれて0-1。後半に入ると疲れもあってか次第に足が止まってバタバタし始め、結局得点を奪えないまま負けてしまった。
●まあ、練習試合なので負けるのはいいんだけど負け方も情けない。川崎(フロンターレの方)の方がよほどはつらつとしていたぞ。まあ、ジュニーニョとマルクスだけという気もしないでもなかったが…。もうちょっと前を向いて勝負する気概がないといかんのではないか。ダニーロはまだまだこれから、栗澤は前半飛ばしすぎたかも。今日は石川が今いちで加地がよかった。加地君、去年の終わりからクラブでも代表でもほんとよくなったと思う。ドイツ戦でも日本代表でいちばんよかった。「kicker」の採点でも小笠原の3に次ぐ3.5を獲得してるぞ。
●それにしても試合前の審判の発表で「主審、穴沢努」とコールされた瞬間スタンドが爆笑に包まれたのはおかしかった。実際、期待通り基準のよく分からないジャッジでファウルを取ったり取らなかったりした訳だが。でもまあ、審判がいないと試合はできないんだし、僕と同い年なんだからあんまりいじめないでやってくれよ。ファンブックと2004シーズンのDVDを買って帰ってきた。
●という訳で来週は開幕戦だ。

■2005年2月23日(水)  【ブンデスリーガ第22節 バイエルン×BVB

●さて、土曜日の夜中にナマで見たバイエルン×BVBであるが、情けないことに5-0でバイエルンが勝った。BVBは全然覇気がないというかやる気がないというか、いや、個々にはやる気もあるんだろうけど全然かみ合ってないというか、まあ、とにかく見るのも悲しい試合だった。BVBって一体いつからこんな悲しいクラブになっちゃったんだろ。やっぱりカネがなくてフロントがガタガタするとダメなんだな。そういう悲しい例をマンハイムで見てるもんな。
●さて、我がグラードバッハであるが、ブンデスリーガを面白くするために敢えてシャルケに花を持たせた次第。勝ちたいホーム・ゲームだったが、降格圏まで一応の距離も確保できているので、ここはバイエルンを追って2000/2001シーズンの雪辱を目指すシャルケを応援したい、と。だってBVBがバイエルンにみっともない負け方してるんだもん、しょうがないじゃん。まあ、次節、アウェイながら相手はロストックなのでここで勝ち点3を上積みしよう。
●この試合、客席に花火を投げこんだヤツがいて4人が重軽傷を負ったとか。
●このおかげでシャルケは勝ち点差なしの2位でバイエルンを追っている。この他では高原がヘディングでゴールを決めてHSVの勝利に貢献したようだ。高原って中継がないときに力を出すような気がするが…。
●チャンピオンズ・リーグも再開した。バイエルンはアーセナルに3-1で勝ったが、レバークーゼンはアウェイでリバプールに1-3と完敗。今夜はブレーメンがホームでリヨンと戦うことになっている。一応録画しておこう。

■2005年2月19日(土)  【ブンデスリーガ第21節 ビーレフェルド×バイエルン

●ようやく少し時間ができたので録画しておいたビーレフェルド×バイエルンの試合を見た。何というか、実に感動的というか素晴らしい試合だった。何度か書いたことかもしれないけど、だいたいウヴェ・ラポルダーやファティミア・ヴァータがCSとはいえ日本のテレビに映るということ自体が信じられない。その上そのビーレフェルドがバイエルンに3-1で完勝。ラポルダーがバイエルンに勝った記念すべき試合としてよほどDVDに残しておこうかと思ったくらいだ。
●この試合、一人一人の選手の能力という意味ではやはり明らかにバイエルンの方が上だったと思うが、ビーレフェルドは実に我慢強く、粘り強く戦った。徹底したダイレクト・プレーと裏への飛び出し。まあ、バイエルンが相手だとどこもモチベーションを上げてくるからバイエルンも大変なんだろうな。スケラが出てないのが残念だったけど、交替で退いたヴァータがラポルダーとガッチリ握手したシーンでは胸が熱くなったね。
●今節はグラードバッハがホームにシャルケを迎えるが、この試合は日曜開催なので今夜はバイエルン×BVBをJスポーツで見るか、ウェブ・ラジオでHSV×ラウテルンかコンファレンスでも聴くかだな。これ以上ハードディスクに録画をためこんでしまわないためにもバイエルン×BVBを生で見ておくのが最も賢明かもしれない。決まった。それで行こう。
●3月19日のナビスコ、日立柏サッカー場での試合は、ホームスタンドのアウェイ側が取れた。一度は売り切れになっていたのだが追加発売したらしい。FCの試合日程を見たんだけど、前半戦でこの他に行けそうなアウェイ戦は市原臨海での千葉戦(リーグとナビスコの2試合)くらいだな。千葉ばっかり。等々力での川崎(フロンターレの方)戦は水曜日の夜なのでムリだな。さいたま(浦和の方)もさいたま(大宮の方)も横浜も川崎(読売の方)も柏のリーグ戦も全部後半戦だ。
●今年のFCはどうもボランチ1枚で攻撃的MFを2枚にしようと原監督は目論んでいるようだが…。ダニーロはどれくらい使えるんだろう。僕としてはこんな感じが希望なんだけど。

土肥
加地 ジャーン 茂庭 金沢
今野 宮沢
石川 ダニーロ 戸田
ルーカス

どうも馬場って今いち好きじゃないんだよなあ…。

■2005年2月13日(日)  【ブンデスリーガ第21節 ブレーメン×グラードバッハ

●ブレーメン×グラードバッハ、ウェブ・ラジオの中継が入っていたので夕方くらいから気合いを入れてキック・オフを待っていたのだが、結果は0-2の惨敗だった。試合開始直後こそアグレッシブだったがなかなか敵ゴールを脅かすことができず、聴いていてもチャンスはブレーメンばかり。29分にはこの日デビューのハントに先制点を決められ、後半にはブロイヒに代えてファン・ホウトを投入して攻撃的に修正したもののかみ合わず、終了間際にはやはりこの日ブンデスリーガ初戦のジダンにダメ押しを入れられてしまった。
●この他にも必死でしのいだピンチがいくつもあり、審判が見逃してくれたPKもあったりしたようで、グラードバッハとしてはモチベーションは高かったものの空回りした試合だったようだ。なまじっか後半戦を2勝1分なんてできすぎの成績でスタートしたもんだから、今日も勝てるんじゃないかと欲が出て力が入ったような試合だったんじゃないだろうか。次節、ホームでのシャルケ戦には是非とも勝たなければならないが、バイエルンを追いかけてるシャルケに勝つのは気が進まないなあ…。
●で、アドフォカート監督談話。「この強い風の中で最後まで試合をやりとげるのはどちらのチームにとっても難しかった。0-1になるまでは我々もよく試合について行っていたが、その後は目につくのはブレーメンばかりだった。ブレーメンの妥当な勝利であることは間違いない」。試合前には勝ち点を持って帰ると意気軒昂だったオヤジもすっかり脱帽の一戦であった。
●他の試合ではシャルケがヴォルフスブルグに3-0と完勝、日曜開催のバイエルンに暫定ながら勝ち点で追いついている。BVB×ボッフムのレヴィア・ダービーはBVBが勝ったが、クリストフ・メツェルダーが復帰してるようで喜ばしい。前節2得点を上げた高原は今節も先発したが得点はなかった。ビーレフェルド×バイエルン、レバークーゼン×マインツが日曜開催だが、ビーレフェルドとマインツにはがんばって欲しい。特にビーレフェルド、ホームだしヴァータとスケラでバイエルンに勝とう。
●水曜日に行われたドイツ×アルゼンチンは2-2の引き分けだった。ドイツは二度リードしたものの、その度にクレスポの得点で追いつかれ結局勝ちきれなかったようで。
●さて、そろそろJリーグも開幕が近づいてきた。27日に味スタでプレ・シーズン・マッチ。相手は川崎(フロンターレの方)。そして3月5日には同じく味スタで開幕戦を新潟と戦う。今季は補強も手堅く、昨季の連続性の上でしっかり成長を見せるべきシーズンだろう。あのバカげた2ステージ制がなくなり、ようやく34試合ホーム&アウェイのまともなリーグ戦が見られるようになるが、こうなると一時の調子の良し悪しよりそのチームの地力、実力がより端的に表れるはず。
●昨季はナビスコで初タイトルを獲ったものの、リーグ戦は今ひとつのできだった。今季は勝つべき試合できちんと勝つことのできる戦いを望みたい。特に磐田や横浜にきちんと勝ちたいね。今季は首都圏のアウェイは事情が許す限り足を運ぼうかと思っているが、3月19日のナビスコ、柏での試合は既にアウェイ側だけ売り切れているようだ。仕方ない、バック・スタンドでも取るか。遠いな、柏…。

■2005年2月9日(水)  【ワールドカップ予選 日本×北朝鮮

●会社から帰ってきたらちょうど大黒がロスタイムの決勝点を決めるところだった。この瞬間を見られたのは嬉しいけど、いきなり結果を知ってしまったのが悲しかった。仕方なく風呂に入ってメシ食ってからあらためてビデオを見直すことにした。
●だいたい3-0で日本が勝つだの何だの楽勝ムードが支配していた戦前の予想だったが、僕は「そんな楽勝にはならないよ。残り15分のセットプレーかなんかでギリギリ1-0で勝つとかそういう試合になるんじゃないの? だって北朝鮮は相手が日本だと目の色変えてくるよ」と会社の同僚にも語っていたのだ。モチベーション一発の試合にFIFAのランキングなんか何の参考にもならないんだって、普通。
●まあ、苦戦でも何でも勝つことが大事な試合なんだからそこはよかった訳だが、みんなでよってたかって試合前から楽勝ムードを作ってしまったことは反省するべきだろう。カザフスタンやシリア相手の親善試合とは相手だって気合いの入り方が違うんだから。だってヤツらほとんどは軍人だよ。負けたら強制労働キャンプ送りとかそういうことがあってもおかしくない国だよ。今日だって30分過ぎから後半北朝鮮が得点するまでの時間帯はずっと押されてた訳だし。
●それにしても加地って去年の終わり頃から成長してるよねえ。今日もよかったと思う。以前なら取られてたボールもきちんとキープしてサイドを駆け上がり、クロスを上げるところまで行けるようになった。これなら徳永にポジションを取られることもないだろう。
●尚、ドイツ代表は今日アルゼンチン代表と親善試合。バラックは風邪で休みらしい。ノイヴィル呼んでやって欲しいんですけど。
●さて、理由あってシャルケの子供用キットを直接クラブのサイト宛注文してみた。欲しい商品を書いてメールで「海外発送はしてもらえますか、送料はいくらになりますか」と訊いてみたのだ。きちんと返事が来て、銀行口座に前金で振り込んでくれれば送ります、と。訊いてみるものだなあと思った。

■2005年2月7日(月)  【ブンデスリーガ第20節 グラードバッハ×フライブルグ

●フライブルグはブンデスリーガの中でも好きなクラブだが昨日は負ける訳に行かない試合。日曜日の深夜ということでティッカー観戦も諦めて寝たが、起きてみると勝っていた。3-2。13分に先取点を許したもののスヴェルコスとソンクのゴールで逆転、後半にもソンクが追加点を上げて見事に逆転勝ちしたようだ。素晴らしい。
●アドフォカート監督談話。「非常にいい時間もあったが、試合を手放してしまった時間もあった。3-1にした後、リードをきちんと守れなかったのは腹立たしい。終盤に萎縮する必要などなかった」。
●この結果グラードバッハは順位をひとつ上げ14位に。後半が開幕してから3試合負けなしの勝ち点7は立派だ。降格圏との勝ち点差も8になりひと安心。次節、アウェイでのブレーメン戦でも勝ち点を持って帰りたい。いや、勝ちたい。
●土曜日の夜にテレビで見ていたバイエルン×レバークーゼン、1点目になったPKだが、あれはどう見てもファウルじゃないよな。今日の「kicker」でも厳しく批判されてたぞ。まあ、審判も一瞬の判断だし、最近は例のスキャンダルで国中がナーバスになってるから難しいんだろうけど。でもあれはやっぱりおかしかったよ。Jリーグも審判にきちんとレーティングしたいな。
●他には高原が2得点を上げてHSVがニュルンベルグに勝った。ヤバいのはマインツで、ヘルタに0-3で負け6連敗。ここ10試合で1勝8敗1分と開幕当初の好調から一転して急降下中である。順位もグラードバッハと入れ替わりで15位に下がってしまった。何とかがんばって残留して欲しいものである。我がラポルダー監督率いるビーレフェルドもホームでボッフム相手に引き分け、ここ5試合勝ちがない。こちらも最近10試合では1勝6敗3分と調子が悪く順位を下げている。
●FC東京の今季のユニを買ってしまった。昨季とあんまりデザイン変わらないけど。背番号は内緒。開幕までひと月を切った。



Copyright Reserved
2005 Silverboy & Co.
e-Mail address : silverboy@silverboy.com