logo ホーム&アウェイ 2004年6月


■2004年6月24日(木)  【EURO2004 ドイツ×チェコ

●何じゃそりゃ。ネドヴェド、ロジツキー、コラー他、主力を軒並み休ませたチェコの二軍に対して1-2の逆転負け。終始ボールを支配し、得点機も何度もあったのに決められない情けなさ。重症だ。オランダ戦は悪くない動きで、これは行けるぞと思わせたんだけど、ラトビアとスコアレス・ドローだった時点で終わってたってことだな、やっぱり。イングランドは生き残ったものの、スペインとイタリアがコケて、ドイツが残ればオランダも強制送還という痛快な大会になるはずだったのに、これじゃ話しにならんわ。
●これでドイツはメロメロだった2000年に続いて2回連続でグループ・ラウンドを勝ち抜けなかったことになる。いったいあのワールド・カップは何だったんだ。これを受けて今日、代表チーム・リーダーのルディ・フェラーが辞意を表明した。後任にはバイエルン監督を解任されたばかりのオトマー・ヒッツフェルドの名前が取り沙汰されているが、「kicker」によればクリストフ・ダウムも候補の一人として名前が挙がっているとか。本当かな。
●一応、採点を。僕の採点/kicker採点、の順。
カーン(3/2.5)、フリードリヒ(4/3.5)、ヴェアンス(4/4)、ノヴォトニー(4/5)、ラーム(3.5/3.5)、シュナイダー(3.5/4.5)、ハマン(5/5)、シュヴァインシュタイガー(4.5/3)、フリングス(4.5/5)、バラック(3/2.5)、クラニー(4/5)
シュヴァインシュタイガーそんなによかったかな。僕は今ひとつ好きになれないが。
●という訳で僕のユーロ2004はあっさり終わってしまったが、せっかくHDD&DVDレコーダも買ったので、仕方なく決勝までつき合うことにする。ああ、つまらない。デンマークでも応援しよ。
●ところで最終戦に勝ったにもかかわらずデンマーク×スウェーデンが2-2に終わったせいで勝ち抜けできなかったイタリアも情けないな。ま、2-2の引き分けは狙ってできるもんじゃないとは思うけど。ロスタイムで2-2になった後、どっちも攻める気なしでボールを回したのは当然だろうし。
●そういえばFC東京から、8月8日のFC東京×ASローマ戦のチケット発売のお知らせが届いた。去年のFC東京×レアル・マドリッドはちょうど夏休みの旅行中で行けなかったけど、今年は見に行けそう。トッティ来るのかな。とにかく申し込んでおこう。

■2004年6月21日(月)  【EURO2004 ポルトガル×スペイン

●グループAはポルトガルがスペインに勝ってトーナメント進出を決めた。ギリシャはロシアに負けたものの、総得点でスペインより優位となってやはり勝ち抜け。この結果、日本のメディア的に前評判の高かったスペインはリーグで敗退ということになった。
●さて、ドイツ×ラトビアの「kicker」紙採点。
カーン(2.5)、フリードリヒ(4)、ヴェアンス(3.5)、バウマン(4.5)、ラーム(3)、シュナイダー(5)、ハマン(6)、フリングス(4)、バラック(3.5)、クラニー(3.5)、ボビッチ(5.5)
やはり僕の採点より厳しいめの評価。特にシュナイダー、ハマン、ボビッチの採点が低い。僕のレベル感と大きく違ってたのはハマンの評価だな。
●予想によれば、チェコはドイツ戦でネドヴェドとロジツキー、コラーを休ませるらしい。トップはロクヴェンツだってさ。ドイツはシュナイダーに代わってシュヴァインシュタイガーが先発の予定らしいが、それはいかがなものかと思うね。僕としてはツィーゲとかエアンストでどうかと思うんだけど。
●では、今夜はクロアチアがイングランドに勝つことになっているので楽しみにして寝ることにしよう。ついでにスイスがフランスに勝ったら大笑いだけどな。

■2004年6月20日(日)  【EURO2004 ドイツ×ラトビア

●ああ、ひどい…。圧倒的にボールを支配し、何度も決定機を作りながら1点も取れずスコアレスドロー。情けない。試合開始早々こそ相手の早い動きにバタバタしたけど、20分過ぎくらいからボールも落ち着いて中盤に収まるようになってきたのに、なかなか最後が決めきれない。この調子ならいつか1点くらいは入るだろうと思ってたらそのまま終わってしまったという感じ。
●後半にはボビッチに代えてクローゼを、クラニーに代えてブルダリッチを投入してあくまで得点を狙いに行ったけど(当たり前か…)、何が何でも押しこむ強引さに欠けたということか。ああ、こんなときキルステンがいればなあ。何と評価していいのか分からないが、内容はともかく情けない試合だった。いくら内容が悪くなくても、何が何でも勝たなければならないユーロのリーグ戦に勝てないのは論外。最悪。
●気は進まないが採点を。
カーン(2.5)、フリードリヒ(4)、ヴェアンス(3.5)、バウマン(3.5)、ラーム(3)、シュナイダー(4)、ハマン(3.5)、フリングス(3)、バラック(2.5)、クラニー(3.5)、ボビッチ(4)
てとこかな。「kicker」はもっと全般に悪い点をつけるだろうか。
●一方チェコ×オランダはチェコが0-2から逆転勝ちしたようだ。今夜ビデオ見るつもりだけど、これでチェコは勝ち抜けが決まった。最終戦はドイツ×チェコだけど、チェコは消化試合だし、調整のつもりでまったりやって欲しい。一方、ラトビアにはドイツ相手にここまでやった以上、オランダに引き分けることを希望。いや、別に勝たなくていいからしっかり引き分けてくれ。頼む。

■2004年6月19日(土)  【Jリーグ第13節 FC東京×名古屋、EURO2004 クロアチア×フランス他

●今日のFCは前半動きが悪く、というか名古屋のモチベーションが高く、パスとかも最後のところでもう一歩足を出す動きのできていた名古屋にことごとくさらわれてフィニッシュに持って行けない状態。42分にはゴール前でだれもクリアしないボールを蹴りこまれて先制を許した。後半も立ち上がりは今ひとつで、51分に名古屋に追加点を許したときはもうあかんという雰囲気。
●しかしFCはここから粘った。戸田・馬場に代えて梶山・阿部を投入、これが効いたのか63分、ルーカスが一人でスルスルとドリブルで中盤を駆け上がりそのままシュート。1点を返して息を吹き返したFCは攻撃がつながり始め、75分にセットプレー後のゴール前の密集から茂庭が押しこんで同点、81分にはルーカスがこの日2点目を決めてついに逆転に成功し、そのままファースト・ステージ最後のホーム・ゲームを勝利で終えることができた。結構感動した。
●今日嬉しかったのは、このところベンチにも入っていなかった宮沢が交替で出場し悪くない動きを見せたこと。ボランチとしては今野の加入があり、相性的には難しい部分もありそうだが、この二人の組合せでやってみて欲しいと思う。ところで日本代表の加地はいったい何をしているのだろう。このところ右SBはずっと徳永で、加地はベンチ入りすらしていない。代表に行って返ってきたらU21の代表にポジションを取られてた、ってことか…。
●さて、ユーロ2004だけど、まずは「kicker」にドイツ×オランダの各選手の採点が出たので転載しておこう。僕の採点と比べてみると面白い。
カーン(2.5)、フリードリヒ(2)、ヴェアンス(2.5)、ノヴォトニー(2.5)、ラーム(2)、シュナイダー(3.5)、バウマン(3.5)、ハマン(3)、フリングス(2.5)、バラック(2)、クラニー(2.5)
クラニーそんなによかったかな、とも思うが、全体的なレベル感は一致してるかも。要はみんなよくがんばった、という採点だろ、これ。
●ドイツは今夜ラトビアと対戦する。チェコとオランダがつぶし合ってくれるので、確実に、できるだけ点差をつけてラトビアに勝たなければならない。ドイツとしてはチェコがオランダに勝ってくれた方が嬉しいけど、まあ、このグループはいずれにしても最後まで分からないかも。ナマで見たいな。無謀かな…。今夜はボランチをハマン一人にして、代わりにクラニーとボビッチのツートップにすると「kicker」は予想しているが。
●その他のグループ。まずグループAはギリシャのがんばりのおかげでスペインかポルトガルのどちらかが脱落する可能性が高くなった。スペインとポルトガルが最終戦でつぶし合いをするのでギリシャはロシア戦に引き分ければ勝ち抜けが決定。負けてもスペイン×ポルトガルの結果次第では勝ち抜けの可能性が高い。ポルトガルには泣いてもらうことにしよう。
●グループBはクロアチアがフランスに先制を許しながらも逆転に成功、その後追いつかれたものの引き分けに持ちこみ勝ち点1を手にした。この結果、最終戦の結果次第では最下位のスイスまですべてに勝ち抜けの可能性がある状態。要は最終戦に勝った国が残るということだが、ここはクロアチアにがんばってもらってイングランドをおうちに帰してあげよう。
●グループCはイタリアが初戦のスコアレスに続き、スウェーデンとの第2戦でも85分に追いつかれて2試合連続の引き分けで、勝ち点が2しか積み上がってない。このためイタリアはブルガリアに勝って、スウェーデンとデンマークが引き分けたりしないことを祈る他ない。何とかベルバトフにがんばってもらってブルガリア×イタリアが引き分けに終わることを希望。
●尚、勝ち点で2チーム以上が並んだときの順位の決定方法はUEFAのサイトにレギュレーションが掲載されているのでそれをチェックだ。
a) 比較の対象となっているチーム同士の対戦での勝ち点
b) 比較の対象となっているチーム同士の対戦での得失点差
c) 比較の対象となっているチーム同士の対戦での総得点
d) グループ戦全体での得失点差
e) グループ戦全体での総得点
f) 2002ワールドカップ予選とユーロ2004予選での得点率(得点÷試合数)
g) フェアプレー・コンダクト
h) くじ引き

■2004年6月16日(水)  【EURO2004 ドイツ×オランダ、Jリーグ第13節 市原×FC東京

●予想外のいい試合で驚いた。ドイツ代表は非常にモラルが高く、集中力もあっていい動きをしていたと思う。後半は修正してきたオランダにやや苦しめられたが、失点はファン・ニステルロイをほめるべきでやむを得なかったと言っていいだろう。先制したからには勝ちたかった、勝たなければならなかった試合だが、1-1という結果は試合内容から考えても妥当なものだったと思う。
●一応採点を。
カーン(2.5)、フリードリヒ(3)、ヴェアンス(3)、ノヴォトニー(2.5)、ラーム(3)、シュナイダー(3)、バウマン(3)、ハマン(3.5)、フリングス(3)、バラック(2.5)、クラニー(3.5)
●ドイツは次節のラトビア戦に勝って、オランダ×チェコの結果を待つことになる。今日の動きであればトーナメント進出に希望は持てると思うが、あくまでラトビアに勝ち、チェコに負けないことが最低条件だ。次の試合は土曜の深夜なので録画して日曜日に見るか、あるいはナマでがんばるかだな。
●そういえばこないだのフランス×イングランドではDr.メルクが審判やってたな。ファウルの判定が今ひとつ曖昧だった気もしたけど、「kicker」の採点では1.5、難しい試合を最後まで問題なく統率した、という評価だった。審判にまで採点つけてしまうドイツ人はエラいと思う。日本でもやったらどうだ。特にあの審判とか、あれとか。
●FC×市原は後半のみテレビで見たけど、せっかく相手に退場者が出てるのに2点差追いつかれるのはないだろうという感じだった。まあ、アウェイで2-2だからよしとしなければならないのかもしれないが、勝てた試合だっただけに残念だ。今日の試合は審判の判定が微妙だったらしく、テレビでもそういうコメントがあったし、試合後の監督インタビューでも両方から意見が出ていたようだ。やっぱりそういうところをオープンに議論して行かなければと思う。

■2004年6月15日(火)  【EURO2004 フランス×イングランド他

●待ちに待ったユーロ2004がいよいよ開幕した。日本のサッカー雑誌はどれもこれもスペインだイタリアだイングランドだとやかましいが、ま、どうなるか楽しみだな。ははは。ドイツも笑ってられる状況じゃないけど。まず開幕戦はポルトガル×ギリシャだった訳だが、この試合はギリシャがエラかったと思う。1点取ったのはたまたまかもしれないが、その後の辛抱強い戦いぶりはきちんと訓練されたものだった。さすがオットー・レーハーゲル。
●スペイン×ロシアはロシアにとってはもったいない試合だったと思う。勝てたかどうかはともかくとして、勝ち点1なら狙えたかもしれない。ラウルもよくなかったみたいだし。この組ではギリシャ、ロシアに勝ち抜いて欲しいけどちょっと無理ならギリシャとスペインかなあ。
●さて、何と言っても痛快だったのは日曜日のフランス×イングランドだろう。フランスは1点を先制されてメタメタだったが、最後に無理矢理帳尻を合わせて見せた。さすがである。結果を知ってから録画を見たけどそれでもワクワクした。ただ、試合内容としてはどちらも満足のできる内容ではなかったと思う。それにしてもリザラズとハーグリーヴスが敵として対戦してるフランス×イングランドって何かヘンな感じ。サニョールも出てたし。B組はフランスとクロアチアで行くことにしよう。
●昨日の試合はどっちを見ようかと思ったけど、5-0のスウェーデン×ブルガリアは週末に残して先に0-0のイタリア×デンマークを見た。デンマークはサンドが先発で、他にもドルトムントのイェンセンとかシャルケのポウルセンとか出てて楽しかった。マトセンも使って欲しかったけど。結果としては0-0だったけど見ごたえあって面白かった。世評ではイタリアは勝ち点1でいい試合だったとかいうけどホントかな。この組はスウェーデンとデンマークに勝ち抜けてもらいたい。
●さて、ドイツとチェコが勝ち抜けることになっているD組は今夜の試合。ドイツはまずオランダと対戦することになってるんだけど、大丈夫かな…。ナマで見たい気はするが、何しろ明日も仕事なのでそういう大人げないことはやめておこう。「kicker」によればドイツは、

カーン
フリードリッヒ ヴェアンス ノヴォトニー ラーム
ハマン バウマン
シュナイダー バラック フリングス
クラニー

ってことらしいけど。
●とにかく平日は2試合録画しても1試合見るのが精一杯。週末には見るべき試合が5試合ほどたまっているはずだ。見きれるかなあ。それから今スケジュール見てて気がついたんだけどユーロって3位決定戦ないのな。

■2004年6月12日(土)  【Jリーグ第12節 FC東京×ガンバ大阪

●よく分からないが3週間も中断してたらしいJリーグ、久しぶりの試合だった。ていうかナビスコとかもやってたのでそんなに中断してたって感じはなかったんだけど。FCはケリーと石川をケガで欠いたが、馬場と鈴木を先発させ、代表戦にフル出場した加地に代えて徳永を右サイドバックに起用してゲームはスタートした。
●ところがFCはいきなり開始早々1分に失点してしまう。今季は開始間もない失点が多いけど、今日はその中でも特に早かった。何が起こったの、って感じだったが大黒にスルスルと抜け出されて…。ちょっとオフサイドじゃないかとも思ったけど気がつくと点が入ってた。でもFCはここから踏んばって中盤を支配し、11分には馬場のCKからルーカスがヘディングで決めて同点に追いついた。
●後半に入って少し運動量が落ちた感じはしたものの、中盤でのチェックと厚いディフェンスでガンバに本来の持ち味を発揮させず、75分、馬場とのワンツーから抜け出したルーカスが勝ち越しのゴールを決めた。FCはそのまま逃げ切り、リーグ戦ではここ5試合負けなし(3勝2分)として4位に浮上した。ナビスコを合わせれば3連勝、ここ7試合で5勝2分だ。そういえば最近ホームで負けて悔しかったとかそういう思いをしてないもんな。
●今日はとにかく馬場とルーカスに尽きる。特に流れから入ったルーカスの2点目は正直言って涙が出るくらい嬉しかった。1点を先行された試合での勝ち越し点だったというのももちろんあるんだけど、アマラオの後釜として得点力を期待される中でチームプレーに徹し、得点という結果に恵まれず苦しんできたルーカスがようやく答えを出したのが嬉しかったのだ。戸田のコメント、「ルーカスが点を決められて本当に良かった。自分のことのように嬉しい。日本に来てすぐチームにはなじんだけど、結果が出ていないのを気にしていたみたいだし、勝点3とともに嬉しい」ていうのを読んで泣きそうになった。
●さて、ユーロ2004は今夜開幕。ドイツの試合は火曜日、何しろいきなり相手がオランダだもんな。今夜はポルトガル×ギリシャとスペイン×ロシア。もうガンガンHDDに録画しちゃうからね。

■2004年6月9日(水)  【ワールドカップ予選 日本×インド

●会社から帰ってきたら30分過ぎで、既に3-0だった。前半はそのまま終わったけど、後半には4点を追加、結局7-0の大勝だったのはみんなも知ってるとおり。ま、明らかに実力差があった上に、日本は布陣が結構ハマってて好きにやらせてもらいましたという感じ。小野、中村もよかったし、アレックス、加地も悪くなかったし。こういう試合をきちんと勝って得失点差も広げておくというのは大事なことだな。
●日本はこれで予選リーグ3組で3連勝。グループ首位でリーグ勝ち抜けへ大きく前進した。次の試合は9月のインド戦。この予選リーグは首位で通過しなければ次へ進めない仕組みなので意外にしんどい。勝ち続けるしかない訳だが、まあ、そういう経験もしておかないとな。
●グラードバッハ情報。かねてから左サイドの補強が必要と言われていたがなんとトッテナムのクリスチャン・ツィーゲを獲得した。驚きである。ノイヴィルに続いて代表級の補強とは。他にもGKのカンパ、ラモビッチ、DFのフカルの獲得が決まっている。さらには昨季レアル・マドリッドから借りていたルベンのレンタル延長、ハノーファーのクレーバー、S04のファン・ケルクホーフェンなどが獲得リストに上がっているという。
●ドイツ代表は日曜日の親善試合でハンガリーに0-2と完敗した。ユーロ2004に向けての最後の仕上げだったはずなんだが…。まあいい、本番でがんばってもらうことにしよう。それにしてもマテウスが監督してるような国に負けるのは情けないな。

■2004年6月6日(日)  【ナビスコ第4節、ユーロ2004まで1週間

●ブンデスリーガ2003/2004シーズンが終わったこともあり、コーナーのタイトルをこれまでの「ブンデスリーガ・トーク」から「ホーム&アウェイ」に変更することにした。というのもここで扱うのはブンデスリーガの話題が中心とはいえ、最近ではJリーグ関係も結構書いてるし、代表戦とかもあるし、そういう日独のいろいろをひっくるめる意味で「ホーム&アウェイ」ではどうか、と。タイトルもいろいろ考えたんだけど、シンプルでいいのってなかなか考えつかなくて。という訳で引き続きよろしく。
●さて、ナビスコカップ第4節、FC東京×神戸を国立まで見に行ってきた。なんで味スタという立派なホームがありながらわざわざ小汚い国立なんかでやるんだろ。FCは代表の土肥と加地が欠場、ルーカスは出場停止、ケリーと石川はケガで休みという苦しい状況だったが、近藤、馬場、鈴木という若手を起用して序盤から積極的に攻撃をしかける展開になり、13分、馬場のCKを今野が頭で決めてまず1点を先制した。さらに23分にはゴールから30mの位置で得たFKを鈴木が直接たたきこんで2-0。その後も得点機はあったが、流れから追加点を奪うことができずそのまま前半を終えた。
●後半に入ると神戸はキング・カズを投入して攻撃的に修正、FCは前半飛ばした影響もあってか守勢にまわり、60分には近藤が2枚目のイエローで退場となってしまう。その後もFCは一人足りない状況でよくしのいだが、ついに77分、播戸に決められ1点差に詰め寄られた。しかし85分にはその播戸がやはり2枚目のイエローを受けて退場、これで一息ついたFCは何とか残り時間を守りきり、2-1で神戸を下してDグループの首位に立った。
●結局苦しんだのは前半押しながら流れの中からのもう1点が取れなかったことが原因だろう。ルーカス、ケリー、石川を欠きながらよく戦ったとは思うが、後半の息切れも含め、決定力不足は引き続き懸念材料だよなって気がした。まあ、あと審判がDQNだったのは確かだな。イエローの基準がさっぱり分からない。特に激しくエキサイトしている試合でもないのに、両方のチームからイエロー2枚の退場者が出るなんてやっぱり審判の試合指揮がおかしいということじゃないかなあ…。
●ここからユーロ2004の話題。いよいよ来週に開幕を控え、HDD&DVDレコーダを買ってしまったのは私事としても、各国の選手エントリーも終わり気分が盛り上がってきているのは確かだ。細かいことはUEFAのサイト(日本語あり)で見てもらうとして、ここでは僕がWOWOWで試合を見た勝手な感想を書き散らかすことになるのでそのつもりで見に来て欲しい。特に日本人のクセにイタリアだとかイングランドだとかを応援している方々は不愉快な思いをすることもあるので注意が必要だ。
●ていうか本屋でサッカー雑誌の特集号とか読んでもイタリア、フランス、イングランド、スペイン、ポルトガルなんかのことしか書いてないんだもんな。ははは。あ、あと、チェコ、オランダな。いいよいいよ、ワールドカップの時もそうだった。だけどフランスは直前の練習試合で韓国にジダンを削られてグループリーグで敗退、ポルトガルも決勝ラウンドに進出できず、スペインとイタリアは韓国に負け、イングランドだけはがんばったものの準々決勝でブラジルに負けた訳だ。その結果、残ったのはどこだったか。前評判なんてカス扱いでせいぜいカーンの名前くらいしか知られていなかったドイツに他ならなかった。韓国を下したのはドイツだったんだよ。
●今回がどうなるかは分からないし、ドイツ代表は相変わらず評判悪い。僕が見たってこのメンバーで戦えるのか、って感じだもんな。FWなんかポドルスキー頼みだよ。でも、ドイツにはこれしかないならこれでなんとかするというすごく現実的な問題対応能力があると思うし、そうやってこれまでもたくさんの勝負を勝ち抜いてきた経験がある。スターなんか別にいなくてもいいので、きっちり勝ち抜いて欲しいと思う。でもまあ、前回のユーロの惨憺たる結果もあるからな…。
●準備として出場16カ国の選手リストをプレーンなスプレッドシードに落とした。ワールドカップの時はFIFAのサイトからリストが落とせたのに、今回のUEFAのサイトで見られる選手リストは使えない。最終エントリーが大会の1週間前とかなので、その辺の解説本では背番号までつけた最終リストは掲載されていない訳だ。ネット上をいろいろとさまよって、一番イメージに近い形で選手リストを掲載しているサイトからメンバー表をコピーし、エクセルに貼り付けて何度かマクロを走らせて成形した。



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