logo ブンデスリーガ・トーク 2003年12月


■2003年12月19日(金) ウィンターブレイク

●ブンデスリーガ第17節は火曜日と水曜日に分けて行われ、前半日程をすべて消化しました。我がグラードバッハはアウェイながら1860に勝ち、勝ち点を19として前半を終了、降格圏とは勝ち点差6の13位と、一時は想像もできなかったまともな状況でウィンターブレイクに突入することができました。
●思えば11月2日の本欄で、去年と同じ勝ち点19を獲得して前半を終えるためには残り6試合のうち2試合のホームゲームを両方勝った上で4試合のアウェイから勝ち点6を拾わねばならないがまず無理だろうといったようなことを書いた訳ですが、終わってみればホームの2勝の他にアウェイでも2勝2敗と大健闘し順位に至っては去年より二つも上ということになりました。
●水曜日の試合はウリッヒのゴールで先制、一度は追いつかれたものの83分にファン・レントが決めて勝ちました。監督は「ひどい試合だったけど、勝ったからよしとしよう」というようなコメントを残しています。ボルッシアはファッハ監督と2006年まで契約を延長しました。
●補強のニュース、U-21代表のブロイヒがウィンターブレイクにグラードバッハへ移籍することが決まったようです。ブロイヒは現在2部のヴァッカー・ブルグハウゼンに所属するMFの選手。いくつかのクラブから声がかかり、一時は1860と契約直前まで行ってたようですが、最終的にグラードバッハに決めてくれたようです。一方、これまで出場機会のなかったGKフレドリクソンはフィンランドのクラブにレンタルすることになりました。スコウボも早くレンタルで出してやればいいのにと思います。
●さて、ブンデスリーガ、その他の結果ですが、VfBがレバークーゼンに負けたため、ヘルプストマイスターは結局ブレーメンになりました。VfBはここまで失点7という信じられないできでリーガを盛り上げてくれましたが、最後になってバイエルン、レバークーゼンに2連敗してしまいました。まあ、真価は後半戦で問われることになる訳ですね。
●バイエルンはフライブルグに6-0で勝ち、結局2位でシーズン前半を折り返し。つくづく面白みのないクラブですね。CLでもぎりぎりで1次リーグを突破したらしいし。

■2003年12月15日(月) とにかく勝った

●ええ、先週はグラードバッハが日曜日の試合でシャルケに負けてしまったので更新する気もなくなってしまいましたが皆さんお元気でしょうか。ブンデスリーガ第16節、わがグラードバッハはBVBに今年3勝目を挙げて勝ち点を16としました。水曜日の1860戦に勝てば勝ち点19とまずまずの成績でシーズン前半を終えることができます。ここ4試合で3勝、ポカールも入れれば5試合で4勝は立派。
●この試合、グラードバッハが11分にコーツィニーツのアシストからデモの右足で先制したものの、直後にコラーのゴールで追いつかれ、試合はそのまま終盤までもつれこみます。このまま引き分けかと思われた83分、ペナルティエリア外でのヴァイデンフェラーのファウルで得たFKからアサニンが頭で決めグラードバッハが貴重な勝ち点3を手にしました。もっともこのファウルの判定はかなり疑問が残ったようで、ザマー監督は「あの審判はもうクリスマス休暇に入ってたみたいだ」とこきおろし、「kicker」の審判採点も5と厳しい評価でした。
●その他の試合ではまずバイエルンがVfBに1-0で辛勝。VfBは今季初めての負けとなりました。もう一つの上位対決レバークーゼン×ブレーメンは1-3。ブレーメン(36)は首位を奪還し、2位VfB(35)、3位レバークーゼン(32)、4位バイエルン(32)という順位になりました。バイエルンと5位のボッフムとは勝ち点7の差があり、今のところ上位と呼べるのはこの4チームということでしょう。それにしてもしっかり帳尻を合わせてくるバイエルン侮り難し。
●今週はイングリッシュ・ウィークということで火曜日と水曜日に試合があります。これで今季の前半が終わり、首位のクラブはヘルプストマイスターです。グラードバッハは何とか降格圏外でウィンターブレイクを迎えられそう。ウィンターブレイクに入ったら、僕のマネージャーシュピールのここまでの成績を公表しようかな。あ、インタラクティブの方ね。
●昨夜のバイエルン×VfBを録画し忘れたのも痛いが、トヨタカップを見るのをすっかり忘れていたのも情けない。まあ、ACミラン×ボカ・ジュニアーズ、ってどっちでもいいんだけどさ。
●さて、昨日は味スタへ天皇杯3回戦、FC東京×Honda FCという試合を見に行ってきました。試合はまず東京が4分にこの日先発の近藤のゴールで先制、楽勝かと思われたんですが20分にミドルシュートを決められ同点、そのまま前半を折り返します。アマラオを投入した後半、今度はケリーが頭でファインシュートを決めて再びリードしますが68分に再び追いつかれてしまいます。東京はその後再三の好機をものにできず、86分に相手MFがこの日2枚目のイエローカードで退場となった後も決定力を欠いたまま90分を終えました。
●延長に入っても東京は得点できず、逆にホンダのカウンターに何度か危ない思いをさせられます。結局2-2のまま延長もタイムアップとなり、ついに試合はPK戦となってしまいました。PKでは最初の5人が両チームとも問題なく決めたのですが、ホンダの6人目が正面に放ったシュートを土肥が止め、東京の6人目宮沢が落ち着いて決めて東京はようやく4回戦進出を決めました。まさに薄氷の勝利であり、見ている方は楽しかったですが、チームとしてはいかがなものかと思わせた試合でした。
●やはりジャーンがいないことでディフェンスのみならず全体のバランスが悪かったと思います。ジャーンの代わりに入った藤山自身はよくがんばっていたと思うんですが、ジャーンがいないために茂庭が必要以上にバタバタしてしまったような気がします。あと単純な連携も全体に甘かったし、最後フラットファイブ状態で守る相手に対して決めきれないところは相変わらずですね。局面を一瞬で展開するようなサイドチェンジもほとんどなかったし、アマチュア相手としてはかなり物足りない試合でした。
●採点はこんな感じでしょうか。土肥(2.5)−加地(4)、藤山(4)、茂庭(4)、金沢(4.5)−石川(3.5)、三浦(4)/46.アマラオ(4.5)、宮沢(4)−ケリー(3.5)、近藤(3.5)、戸田(4)
●この日は天気が良く、分厚いジャンパーを脱いでビールを飲みながら観戦しました。ふだん観戦しているバックスタンド上層が使われておらず初めて下層から見ましたがそれほど見にくいこともなく、逆に選手がとても近くに思えて結構よかったです。ただ、偉そうに選手に大声で指示を出してる人がたくさんいてこっちが恥ずかしかったですね。まあ、どんなふうにヤジろうが個人の自由なんですが。あと、場内アナウンスが日本語だったのはよかった。いつもの騒々しい英語のアナウンスは興ざめ。観客のほとんどは日本人なんだからきちんと日本語でやって欲しい。
●せっかく勝ったけど4回戦は丸亀。さすがに行けません…。

■2003年12月7日(日) ブンデスリーガ第15節

●グラードバッハの試合が日曜日なので早々に寝てしまおうかとも思ったんだけどつい聴いてしまいました、ブレーメン×バイエルン。せっかく先制したのにもったいなかったですね。BVBも含めて上位クラブはみんな引き分けという結果に終わりました。レバークーゼンが今日のライン・ダービーに勝てば2位に浮上することになります。
●上位がもたもたしている間に順位表の真ん中あたりが面白くなってきています。暫定ではありますが、ボッフムが6位をキープしている他、8位がフライブルグ、9位ハノーファー、10位ロストックと、本来ならHSV、シャルケ、ヘルタ、ラウテルンあたりがいるべき場所を意外なクラブが占めておりこのままシーズン前半を折り返しそうな勢いです。グラードバッハもこの辺の争いに参加していたはずなんですが、かなり出遅れてしまいましたね。今日のシャルケ戦はアウェイですが勝つつもりでやってもらいましょう。
●謎の東アジア選手権、日本×香港は試合前の「今日は何点取れるかが見どころです」というフジテレビ的な期待もむなしくPKの1点だけの辛勝でした。香港代表が意外にしっかりしていたのと、シュートがことごとくセーブされたりバーに当たったりと運がなかったのがおもな原因だと思いますが、なんか自らフォーメーションを崩してしまっていたような気もしないではありませんね。中央の守りが厚いのでクロスもよっぽど精度がよくないと通らないし。
●今日は茂庭が先発、石川が残り15分で代表デビューを果たしました。茂庭は結構存在感がありましたが、石川は持ち味を発揮する前に試合が終わってしまった感じですね。まあ、格下相手に勝ちきれないのは、言い訳はいろいろあれ要は甘いということです。あ、一応勝ち切ったんだっけ…。
●それにしてもフジテレビのアナウンサーってどうしてあんなに品がないんでしょうね。今日はまだマシでしたが水曜日の中国戦のアナウンサーはひどかったな。しゃべりに知性が感じられません。おそらくは彼自身にそもそも知性がないか、視聴者には知性がないと彼が思っているかのどちらかでしょう。まあ、フジテレビに限ったことじゃないのかもしれないけど、あれなら現場音声と映像だけで実況も解説も要りません。あるいはNHKに実況を委託してはどうでしょう。WOWOWの方が数倍いいと思えてしまうところが怖い。
●さ、今日はシャルケ×グラードバッハだけど、さすがに夜中の1時半からティッカーをチェックする元気もないので結果は明日確認します。

■2003年12月6日(土) 抽選

●さて、謎の東アジア選手権第1戦、日本は久保の2ゴールで中国に完勝しました。前半はせっかく3バックにして動きやすくしたウイングが今ひとつ機能していないようにも見えましたが、結果的にはまず危なげのない試合だったのではないかと思います。
●2006年ワールドカップの予選抽選会がありました。日本はオマーン、インド、シンガポールと同じ組です。ホーム&アウェイで6試合の総当たりを行い、1位が勝ち抜けて2次リーグ(4チーム×2組)に進みます。ここで2位以下だと終わりです。2次リーグで各組の2位以内なら本大会出場が決定、3位だともう一つの組の3位とのプレーオフに勝った上でさらに北中米4位とのプレーオフです。
●日本×ドイツの親善試合は来年の12月16日にやるそうです。DFBのサイトにはもう載ってます。
●ワールドカップ予選、ヨーロッパの方も決まっています。8つの組に分かれてリーグ戦を行い、各組の1位が勝ち抜け。さらに各組2位の中で最も成績のよかった2チームも勝ち抜けで、残りの2位チームが残りの3つのチケットを争うことになります。それにしても、で、ドイツはどの組?と思ってしまった僕はバカですか…。
●この組合せ、組によって難易度に相当偏りがあり、特にルーマニア、オランダ、チェコが集まってしまった1組は死の組ですね。ウクライナ、ギリシャ、トルコ、デンマークの2組も厳しい。詳しくはこの辺で確認してちょうだい。
●ヘルタのシュテフェンス監督がついに更迭、後任にはアンドレアス・トムが就任しました。しかしある新聞の報道によればヘルタはHSVをクビになったクルト・ヤラとコンタクトしているそうで、トム監督はウィンター・ブレイクまでのつなぎに過ぎないとか。ヤラはHSVから違約金を取ろうとしていて、そのためにすぐには呼べなかったそうです。
●ブンデスリーガ第15節、グラードバッハはアウェイでシャルケと対戦。ポカールも含めて3連勝中と好調のグラードバッハとしては勝ち点1は持って帰りたいところ。その他の好カードはブレーメン×バイエルンでしょうが、WOWOWはケルン×レバークーゼンのライン・ダービーを優先しました。ま、僕としてはその方が断然嬉しいですけどね。それにしても先週のロストック×BVBというチョイスは解せなかったなあ…。
●15節のレビューはまた明日以降。でもグラードバッハは日曜日の試合なので今夜のウェブ・ラジオはどうしようかな。

■2003年12月3日(水) 無駄遣い

●勝ってしまいましたよ、VfBに。スヴェルコスのハットトリックとファン・レントのゴールで4-2。0-1といったんは先制されながらも逆転し、追いつかれても突き放しての4-2は大きいです。しかしVfBはヒルデブランドを温存しての布陣ということで、4得点といっても素直に喜べないですが。ポカールで勝つんならその力を週末のシャルケ戦に温存して欲しかったと思いますが、まあ、勝ってしまったものは仕方ないですね。ははは。
●レバークーゼンはホッフェンハイムに負けてしまいました。先発はまったくのレギュラーメンバーだったんですがね。
●ユーロ2004の1次リーグ組合せ抽選会がありました。ドイツはラトビア、チェコ、オランダとともにDグループになりました。ラトビアはともかく、オランダ、チェコと同じグループというのは苦しいですね。ユーロ2000の醜態が思い出されます。何とかがんばって欲しいです。ま、来年の話ですが…。
●日本代表は謎の東アジア選手権とかで召集かかってます。さすがにリーグ戦真っ最中のヨーロッパのクラブからは藤田しか呼べなかったようですが、なんでこの時期に国際戦やるかなあ。謎です。FC東京からは土肥、加地、茂庭、石川の4人が呼ばれたようです。石川の代表デビューを希望します。
●さて、来年12月にドイツ代表がアジア巡業を実施、日本代表と初対戦するという記事をどこかで見たんですが、その後反応を見かけません。でもホントだったら見に行きたいな。もちろんグラードバッハのトリコを着て、ドイツ側のゴール裏でね。



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