logo ブンデスリーガ・トーク 2001年4月


■2001年4月30日(月)

●2部のフュルト×デュイスブルグは残念なことにデュイスブルグが負けてしまいました。これによりマンハイムは3位と勝ち点差3ながら順位は6位。まあ、それにしても退屈な試合でした。テレビの前で思わず寝てしまいました。
●昨日のこのコーナーでザマーがマンハイムの試合を見に来ていた話を書いたら、今日発売の「kicker」にもその話が。どうもやっぱりバリッチをチェックしていたらしいです。他にもブレーメンのスポーツ・ディレクターが同じくバリッチを見に来ていたとか。
●「kicker」の記事はそれだけじゃなく、「マンハイムの息子たち」というタイトルの特集記事ではバリッチ、テバー、フィカート、レームと有望な若手を紹介し、他にもマンハイム出身のコーラーやヴェアンスの名前も。いやあ、見開きで我がマンハイムが特集されるなんて、すごいですな、ははは。でも、コーラーをくれとは言わないからバリッチ持っていかないでね、今シーズンは。
●ついでに言えば、昨日ケテラーについて書いたところ、これも今日の「kicker」で「失われた1年」という特集にその名前が。この特集は読んで字のごとく今年活躍が期待されながら結局パッとしないまま終わってしまった6人の記事なんですが、ちなみにケテラーの他にはマルコ・ライヒ、カイ・ミヒャルケなんかの名前が。

■2001年4月29日(日)

●我がSVヴァルドホフ・マンハイムはオスナブリュックに敵地で2-0と勝ち、再び3位と勝ち点差3に迫りました。決して楽な試合ではなかったんですけど、まあ、GKのホレリートが再三のピンチを何とかしのいでくれたおかげで。ホレリートはVfBからのレンタルでしたが、マンハイムが来季に向けてオプションを行使、保有権を獲得したらしい。そういえばアルバニア代表でもあるヴァータは残念ながらマンハイムを去るようです。行き先はコットブスかビーレフェルドか。
●ところでこの試合、スタンドにはなぜかBVBのマティアス・ザマー監督の姿がありました。レギオナル降格濃厚なオスナブリュックのたたき売りセールを見に来たのか、あるいは我がマンハイムのだれかが目当てなのか…。マンハイムにはU-20ドイツ代表のバリッチ、テバーがいて、どうもこの辺を狙ってるんじゃないかと。ちなみにバリッチは右外のMF、テバーはFWです。来季は過密日程が予想されるBVBとはいえ、うちから持っていくのはやめてください、お願いします。
●ウルムがアーレンに勝ってくれたおかげで4位のアーレンとは勝ち点差がなくなりました。明日フュルトがホームでデュイスブルグと対戦しますが、ここは是非デュイスブルグにがんばって欲しいところ。
●1部は特にこれといって書くほどのこともなし。ところでHSVのケテラーはいったい何やってんだ、最近。ケガなのか。要らないのならグラードバッハに返して欲しい。来季は1部なんだから、あと1枚はFWが欲しいんだよ。

■2001年4月28日(土)

●今日はミュンガースドルフでケルン×コットブスという渋すぎる試合を見に行ってきました。駐車場も空いてたなあ。開始早々にティムがペナルティ・エリア内で倒されて得たPKをロトナーが決め1-0、30分過ぎには再びロトナーがカウンターから決めて2-0と、危なげのない試合運びでハーフタイムを迎えました。
●ここで連れて行った4歳の息子が「もう帰りたい」と言いだしたので、思いの外冷え込んできたこともあって前半だけで帰ってきちゃいました。ケルンは後半にも2点を追加して結局4-0で大勝、コットブスはまったくパッとしない出来でした。まあ、生きて動いているエドアード・ガイアーを見られたのはいい記念かもしれません。
●ところでケルンにおけるリーネン監督の人気は高いものがあります。まあ、昨シーズン1部昇格を果たし、今季も1部の中位キープは達成できそうという結果あってこそなんだと思うんですが、試合の30分ほど前にリーネンがピッチに姿を現すとそれだけで大歓声。で、リーネンは第3コーナーと第4コーナーの間にある出入口から、第1、2コーナーにある立見の観客席(一番熱狂的なところ)までゆっくりとピッチを横切り、ゴール脇の立て看板をひらりと飛び越えるというのがいつものスタイルなんですが、この「飛び越え」に合わせてスタンドからは「オー」みたいなかけ声の大合唱。この後リーネンはたっぷり3分くらい手拍子を促しながらスタンド前を行ったり来たり、再び満場のかけ声とともに立て看板を飛び越えてピッチに戻ると。いや、なかなか面白いです。
●その他の結果ですが、バイエルン、レバークーゼンがともに1-0で勝ったのに対して、シャルケ、ドルトムントはともにアウェイで1-1と痛い引き分け。シャルケは引き続き首位ですが、2位のバイエルンとは勝ち点差なしです。それにしてもノイヴィルのFKはなかなかすごかった。
●2部はグラードバッハがホームでビーレフェルドに負けてしまいました。この試合は金曜日で僕も見に行きたかったんですが、会社の宴会が入って仕方なく見送りました。まあ、負け試合なんで見なくてよかったかもしれません。あと、パウリがマインツと引き分けたので、明日のウルム×アーレンの結果次第では、アーレンが3位に上がる可能性が出てきました。今年初めて2部に昇格したばかり、ユニフォームにスポンサーさえついてないチームが1部昇格候補とは…。テレビかラジオでも「だれがこんなことを予想したでしょうか」なんて露骨に言ってたもんな。
●で、ユニフォームのスポンサーといえばフライブルグですが、これについてはSCフライブルグのサイトに説明が載っていました。要は、BfGがSE Bankenに買収され、4月から社名が変わったため、これまでのロゴをつける訳にも行かなくなったと。契約は今季限りで満了の予定なので、残り数試合はロゴなしで戦うが、スポンサーとしてのサポートはシーズン終了まで行う、ということらしいです。
●ユニといえばもう一つ。ヴォルフスブルグでBVBが着ていたユニ、上は黄+黒なんですがパンツが白でどうもパッとしませんでした、というか率直に言ってダサかった。アウェイっていつもあんな感じだったっけ? あんなの初めて見たような気がするけどな。あと、黄色のBVBと蛍光黄緑のヴォルフスブルグの取り合わせはかなり見にくいと思うんですが。

■2001年4月23日(月)

●今日はデュイスブルグ×グラードバッハをテレビで(後半のみ)見たのですが、グラードバッハが敵地ながら積極的な戦いぶりで2-0と完勝、勝ち点3を上乗せしてついに首位に立ちました。左サイドのオストホフがなかなかいい動きを見せた他、中盤でのボールの奪い合いでも圧勝という感じで、どちらが地元か分からない試合でした。
●テレビで見る限りでも相当たくさんのファンがグラードバッハから応援に出かけた様子。デュイスブルグならここからでも1時間もかからないはずなので、僕も行ってみてもよかったかなと思ったりなんかもしました。まあ、隔週でホームの試合を見ているのでそれで十分という話もありますが。
●それにしてもニュルンベルグはいつの間にこんなに落ちてきたのという感じ。こないだまでダントツの首位だったのに、そういえば最近ポロポロ負けてるよなとは思っていたものの、首位陥落とは思いもよりませんでした。順位表を更新して初めて気がついたくらいで。これで万一1部昇格を逃したりしたら大変なことになるのは請け合い。まあ、さすがにそんなことはないでしょうが。
●フライブルグのスポンサーだったBfG Bankはスウェーデン系の銀行の傘下に入ったということで、ブンデスリーガのチームにカネを出すモチベーションが薄れたのではないかという観測あり。
●ところで今週は日本代表がスペイン代表と試合をすると聞いたんですが本当ですか。テレビ中継あるかな。

■2001年4月22日(日)

●マズいことになってしまいました。マンハイムは金曜日にホームでザールブリュッケンと対戦したのですが、2-0とリードしながら追いつかれ、終了間際にカウンターから失点を許して結局2-3と痛い1敗を喫しました。一方3位争いの相手であるパウリ、フュルト、アーレンは揃って勝ち、マンハイムは3位と勝ち点差5の6位に転落、こうなったら残り試合を全部勝って他が負けてくれるのを待つしかないという苦しい情況です。
●1部の方はシャルケがヘルタを下し、首位をキープしました。なかなか堂々たる戦いぶりでした。バイエルンもフランクフルトに2-0と快勝し、勝ち点差1でシャルケを追っています。ドルトムントは隣町のボッフムに5-0と大勝、3位につけています。情けないのはレバークーゼンで、地元でハンブルグと1-1の引き分け。優勝争いは苦しくなってきました。
●フライブルグのユニフォーム、今日はホーム用のレギュラー・スタイルでしたがやっぱりスポンサーのロゴがありませんでした。BfGがスポンサー降りちゃったのかな。それにしても今や7位とUEFAカップ圏に迫るフライブルグ、スポンサーくらいすぐに見つかりそうな気もするんですが。
●例によって熾烈な降格争いは、コットブスがハッヒングに勝ってやや足場をよくしました。個人的にはコットブスとVfBには何とか残留して欲しいところ。

■2001年4月15日(日)

●昨日書くのを忘れてたんだけど、フライブルグのユニフォームにスポンサーのロゴがなかったよね。どうなっちゃったんだろ。確かどこかの銀行じゃなかったっけ。あ、そうそう、そうだよ、BfG Bankだったじゃん、そういえば。
●今日は一応ベケルベルグまでグラードバッハ×シュトゥットガルター・キッカーズの試合を見に行ってきたのですが、訳あってハーフタイムで帰ってきちゃいました。試合はグラードバッハが完全に押しながらチャンスをモノにできず得点の入らないじれったい展開。このままスコアレス・ドローかと思われた終了直前に、微妙な判定のPKが転がり込み、何とかグラードバッハが面目を施しました。とはいえこのPKも一度決めたと思ったらやり直しになり、2度目はGKがはじいたボールをもう一度押し込むという危ういものでした。これでグラードバッハは一部昇格にまた一歩近づきました。
●で、マンハイムと激しい3位争いを展開しているザンクト・パウリですが、アウェイながらウルムに4-1と完勝。これでマンハイムは4位に後退となりました。アーレンは大雨によるグラウンド・コンディション不良のため、ザールブリュッケンでの試合がキャンセルとなりました。ドイツは全般に天気が悪かったみたい。
●1部の方は大した試合もなかったんですが、やはりHSVのブットがPKをはずしたのが今日の話題でしょうか。最近ブット君どうもパッとしませんね。移籍が決まってるんで、あんまり一所懸命やっても仕方ないということでしょうか。レバークーゼンは移籍金を払ってでも今季に獲得しとくべきだったような気がするな。本人のためにもよくないよ。HSVはその次のPKをバーバレスが蹴りましたが、これもバーに当たって跳ね返る運の悪さで、ケルンと1-1の引き分けに終わりました。
●順位表の更新は明日にします。

■2001年4月14日(土)

●ブンデスリーガ・ファンの皆さん、ご無沙汰しています。サイトのURL移転などに取りまぎれてこっちの方の更新がすっかり滞っていました。先週の土曜日にはミュンガースドルフでケルン×ウンターハッヒングなんていう渋い試合も見たんですが、まあ、レポートするにはもう遅すぎるかということで。あと、ドルトムント×バイエルンが荒れた話とか。
●今週は見に行くとすれば明日のベケルベルグなんですが、何しろ相手がシュトゥットガルター・キッカーズ…。イースターでもあり、サッカーは欠席してデュイスブルグの動物園にコアラでも見に行くか。まあいい、明日考えよう。
●で、第29節、我がマンハイムはアウェイでケムニッツと0-0の引き分け。最下位を相手にここはアウェイとはいえ3ポイントをもぎ取りたいところでしたが。それでもとりあえず暫定3位に上がりました。この喜びを皆さんに伝えるために、わざわざ順位表を更新してあります。当面の敵パウリは明日ウルムで、伏兵アーレンはザールブリュッケンで、それぞれやはりアウェイを戦います。ここは是非ウルムとザールブリュッケンにがんばっていただきたい次第ですな。
●1部の方は首位攻防戦だったバイエルン×シャルケ、エフェンベルグ、リザラズ、エルバーとついでにスフォルツァも欠くバイエルンは1-3でシャルケに完敗を喫し、首位を明け渡しました。前節のBVB戦で厳しい当たりをし過ぎてカードをもらいまくったのが効いてしまったという感じでしょうか。シャルケはおもにカウンターからムペンザとザンドが絶妙のコンビネーションでゴールに流し込むいつものパターンでしたが、もはや余裕というか自信というか貫禄のようなものさえ伺えますね。
●1部では今季限定で密かに肩入れしているレバークーゼンですが、今日は地元でフライブルグを相手に1-3の完敗。つきあいがいいというか何というか、今のレバークーゼンは強いのか強くないのかよく分かりません。ルシオもいいんだけど大味なんだよな。それにしてもゴルツはいいですよ。レバークーゼンはブットじゃなくてゴルツを獲るべきだったのでは…。
●もう1試合、ヘルタ×ドルトムントは1-0でヘルタが勝ちました。ロジツキーは引き続き厳しいマークにあっていた様子。これにより、1部は何と首位から6位までの勝ち点差がわずか3、しかも3位から6位までは勝ち点が同じで得失点差のみという未曾有の接戦になっています。残り5試合、順当に行けばバイエルンというのはいつものことながら、ちょっとしたアクシデント次第ではどこが優勝してもおかしくない状態だというのは確かな話。個人的にはレバークーゼンかドルトムントかシャルケのどれかに優勝して欲しいんですが。

■2001年4月2日(月)

●なかなか仕事が終わらず、ようやく会社を出たのが8:25。完全な遅刻ですが、まあスタジアムに着いたのが8:45だったので一応前半の残り15分は見られました。見たところはどちらかといえばマンハイム優勢で0-0、前半終了時にはメインスタンドからブーイングが出てましたから、やはりホームとしては不甲斐ない出来だったんでしょう。
●しかし後半になるとマンハイムは苦しい展開。特にパスを出すところがまったくなく、中盤でボールを奪っても渡す相手がいない。久しぶりに先発したヴィンチェが2枚目の黄色で退場になるとその状態はますますひどくなり、守勢一方にまわります。引き分けやむなしかと思っていたら、ファン・ホウトが立て続けに2ゴールを決め、数で劣るマンハイムはもはやなす術のない状態に。終了間際にもグラードバッハが1点をあげ、結局3-0でグラードバッハが完勝しました。
●ふだんはグラードバッハがゴールを決めると立ち上がって喜ぶ僕ですが、今日ばかりは複雑な気持ち。まあ、グラードバッハはこれで1部昇格がぐっと近くなった訳ですが、マンハイムはどうしても欲しかったポイントがもらえなくて苦しくなりました。だから先々週勝っとかなきゃだったんだよな。まあ、まだ3位とは勝ち点差3ですから望みはあります。残り7試合、ホームを全勝してアウェイを2分1敗くらいでのりきれば何とかなると思うんですが、今日のヴィンチェ退場後の戦いぶりを見るとどうも1部昇格なんてできるのかなあという気はしますな。
●明日はバイエルンが因縁のマンUと対決しますが、テレビで生中継がないというのはどういうことなんだ。そういえば、今日のベケルベルグにも、「月曜日の試合はごめんだ」といった類の横断幕がいっぱいかかってました。横断幕に曰く、「月曜は学校が始まっちゃう」、「月曜は電車も高い(週末は交通機関が割引になるので)」、「月曜は床屋も休み(意味不明)」、「早く2部から抜け出そう」。「テレビの見過ぎで死んじゃうぜ(テレビ放映のために試合日や開始時刻をずらしていることを揶揄している)」というのはテレビ放映用の広告看板に隠れてましたが。

■2001年4月1日(日)

●まずは水曜日にアテネで行われたW杯予選ですが、皆さんご承知の通り4-2でドイツが勝ちました。日本では中継あったんでしょうか。2回追いつかれて2-2のまま後半に突入し、後半早々にダイスラーが黄色2枚で退場になってやばい雰囲気になったんですが、途中から投入したクローゼ君が残り10分でまたしても決勝ゴールを決め、終了間際にはボーデのだめ押しもあって結果的には悪くない試合でした。
●内容的にもアルバニア戦に比べればスピードがぐっと上がり、中盤での競り合いにも粘りが出て、見ていてもいい意味で力の入る試合でした。ノイヴィルはもっと評価されてもいいような気がしますが、まあいいでしょう。それにしてもクローゼは代表2試合目で2点というラッキー・ボーイぶり。96年欧州選手権の時のビアホフを思わせますな。
●で、ブンデスリーガの第27節ですが、バイエルンがまたやってくれました。ブレーメン相手にホームで2-3の敗戦。今季はポロポロ負けて楽しませてくれるバイエルンですが、おそらく気持ちは既に火曜日のチャンピオンズ・リーグ、マンチェスターでの雪辱戦にイっちゃってたんでしょう、きっと。それにしてもこういうときにきちんと勝てないレバークーゼンも情けないですな。ホームでシャルケに0-3で完敗を喫しました。
●今節順位を上げたのはBVBで、アウェイでのラウテルン戦を4-1というスコアで勝ちました。ロジッキーいいですね、やっぱり。あと、リッケンもかなり調子を上げてます。ロジッキー君の加入がいい刺激になっているのではないでしょうか。ところで、ロジッキー君の名前は「Rosicky」であり、どう読んでも「ロジッキー」が正解だと思うんですが、テレビのアナウンサーはかなりはっきり「ロジツキー」と「ツ」を発声しているように聞こえるんですよね。「ツ」なんてどこにも入ってねえだろうとは思いながらも、こっそり表記を「ロジツキー」に変えるべきか考え中。その方がキータッチは1回少なくてすむし。ともかくBVBはこれで首位バイエルンと勝ち点差1の2位に浮上しました。
●え、で、2部の方ですが、パウリもフュルトもロイトリンゲンもみんな負けるという信じ難いくらいうれしい展開なんですが、肝心のマンハイムは明日月曜日、ベケルベルグでグラードバッハと対戦という苦しい情況。何が苦しいかというと、まず僕が仕事を終えて観戦に駆けつけられるかどうか(キック・オフは20:15)、駆けつけたとしてホーム・スタンドとビジター側のゴール裏とどちらに陣取るのか(心情的にはマンハイム側だがシーズン・チケットはメイン・スタンド)。僕としてはマンハイムに勝たせてやりたいのですが、グラードバッハも簡単に負ける訳には行かず…。
●という訳で、この試合の結果報告と順位表の更新は明日できればいいなと思っています。じゃまた。



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