logo ブンデスリーガ・トーク 2000年11月


■2000年11月29日(水)

●遅くなりましたが月曜日の2部のトップ・マッチ、ザンクト・パウリ×マインツは2-2で引き分けでした。この試合を含めたブンデスリーガ第14節終了後の順位表を掲載しています。
●ドルトムントが浦和の小野君獲得に動いているらしいですが金額的に折り合わない可能性が大きいのでは。僕的には安くても何でもとにかく海外に飛び出してみることがまず必要だと以前から主張している訳ですが。
●昨日、今日はDFBポカール3回戦。昨日は、2回戦でバイエルンを破った4部のマグデブルグが、1-2から90分に追いつく粘り腰でKSCに勝ち準々決勝進出を決めました。今日は、はからずもダービーとなったS04×BVB、2-1でシャルケがヴェストファレンでの4-0に続いてBVBを下しました。レバークーゼンはフライブルグに敗れました。
●という訳で、以前にも告知しましたが、一時帰国のため、今週末以降12月中の試合結果はフォローできないことになりました。あしからずご了承下さい。

■2000年11月26日(日)

●1部は3試合が行われました。レバークーゼンはホームでカイザースラウテルンと対戦、2度追いつかれながらも突き放し4-2で快勝しました。これでレバークーゼンは首位をキープ。
●2部の星SVヴァルドホフ・マンハイムは同じくホームでオスナブリュックと対戦、後半立て続けに得点を決め、2-0で完勝しました。この結果マンハイムは今季最高位となる7位まで順位を上げ、昇格圏である3位との勝ち点差はわずか4。ふふふ。
●ところで今日の2部、ロイトリンゲン×ザールブリュッケンは8-2という笑えるスコアだったようです。録画しておいた「Hattrick」でこれから確認します。そうそう、ローマ×HSVも一応見とかないとな。
●という訳で、2位に勝ち点8差をつけて首位を独走する2部のニュルンベルグ以外は1部2部ともに厳しい混戦の続くブンデスリーガでした。ああ、一時帰国なんかしてる場合じゃないんだけどなあ、ほんと。

■2000年11月25日(土)

●木曜日にはASローマ×HSVという試合があり中田がフル出場したそうですがその日は今年の第1回忘年会があり録画したビデオもまだみていません。まあ中田がUEFAカップ要員として出るだろうということはあらかじめ予想していた訳ですが。試合は1-0でローマの辛勝らしいです。その他チャンピオンズ・リーグ、UEFAカップ関係の結果等はどこか信頼できるサイトでご確認下さい。尚、UEFAカップのうちラウテルンだけは来週の木曜日に試合が行われます。
●今日はバイエルンがフライブルグと1-1の引き分け。このカードは去年カーンの頭にスタンドから投げ込まれたゴルフ・ボールが当たり流血の惨事になった因縁の顔合わせ。HSVはロストックに0-1、怪我人続出のBVBはヴォルフスブルグに2-1、ヘルタがアウェイでフランクフルトに4-0というのが今日の主な結果です。
●1.FCケルンはコットブスに遠征、2-0で快勝をおさめました。この結果、今日現在の順位は暫定ながら6位、UEFAカップも夢じゃないという恐ろしい事態になっています。2部ではグラードバッハが同じくアウェイでビーレフェルドに2-1、なんとか踏みとどまっています。我がSVヴァルドホフ・マンハイムは明日地元でオスナブリュックと対戦します。1部は明日3試合です。

■2000年11月20日(月)

●どういう訳か月曜日に2試合の2部第13節、マンハイムはザールブリュッケンと対戦しました。マンハイムはアウェイながらよく戦い、3回リードを許しながら3回追いついて3-3の引き分けに持ち込みました。マンハイムの司令塔オットー・ヴィンチェが2ヶ月の負傷欠場からいよいよ本格的に復帰、クラウシュも2本決めてなかなか見るべきものの多いナイス・ゲームでした。
●マンハイムは9位をキープ、何とか順位表の上半分についていって欲しいところ。そのためにはこの週末のオスナブリュック戦、地元で確実に勝ちたいですな。
●で、ちょっと告知なんですが、12月は一時帰国のためサイトの更新ができません。このページを楽しみに読んでくださっている方がもしおられたら、その間の試合結果はどこか別のサイトで確認して下さい。せっかくの年間チケットもミュンガースドルフの1860、BVB、S04、ベケルベルグの96、フュルトと全部で5試合も無駄になってしまいます。特にBVB、S04を見られないのはもったいない。帰国してる場合じゃないという気もしますがここしか帰国の日程が組めなかったんです。この週末の試合結果までフォローします。
●さて、今週はチャンピオンズ・リーグの第2ラウンドがスタート。ドイツから唯一勝ち残っているバイエルンは水曜日にリヨンと対戦します。エルバーの言うとおり、「リーガなんてどうでもいいからチャンピオンズ・リーグに集中」ということなんですかね。でもリーガで満足に勝てないチームがチャンピオンズ・リーグで勝てるんでしょうか。繰り返しになりますが、個々の選手の能力は文句なく高いのに、試合全体をグリップしている選手がだれもいないというのが今のバイエルンの弱みでしょう。エフェンベルグが早く本調子にならないとなあ。
●その他UEFAカップはドイツのチームが7つも勝ち残ってしまい、テレビ中継も追いつきません。火曜日にはヘルタ×インテル。木曜日は注目のASローマ×HSVがあり、これはテレビ中継してもらえるようです。中田は出してもらえるのでしょうか。結構UEFA要員として出場のチャンスはあるんじゃないかと思うんですが。何しろエマーソンやバティストゥータと外人枠を争うんだからきついよな。木曜日は他にも1860、レバークーゼン、VfB、ブレーメンが試合を行います。

■2000年11月19日(日)

●今日はベケルベルグでグラードバッハ×デュイスブルグがあったんですが、別の用事があり欠席しました。グラードバッハのホームゲームはこれまで皆勤を続けてきただけに(ただし早退2回)もったいなかったんですが、まあ仕方のないところ。で、試合の方は1-1の引き分けとさえない結果に終わったようです。来季の昇格に黄信号どころか降格も視野に入る見通しのよさというか、ベルティ・フォクツもレバークーゼンよりこっちを何とかしてくれという感じですかね。
●マンハイムは明日の試合になります。トップメラー率いる好調ザールブリュッケンと敵地で対戦という厳しい条件ですが、ここはひとつ最悪でも引き分けておきたいところ。
●ところで今週は木曜日、金曜日とロンドンに出張していたこともあり、サッカーくじを買いに行くのをすっかり忘れていました。一応マークシートまでは書いたんですがタバコ屋に持って行く機会がなかったということで、こういう週に限って当たっていたらどうしようというありがちな展開を心配するあまりまだ結果の検証をしていないのですが…。当たってたら不愉快だな…。

■2000年11月18日(土)

●ブンデスリーガ第14節。先週に引き続きミュンガースドルフに出かけました。いやあ、昼に散髪に行ってたので家を出るのが2時半になって間に合わないかと思ったけど、ちゃんとキックオフまでにスタジアムにたどり着くことができました。スタジアム近くの道路も駐車場もすいていて、本当に今日試合があるのかと心配になってしまうほど。えらい人出だった先週とはえらい違いでした。今日の対戦相手はロストック。ケルン在住の皆さん、そんなに露骨に差別しなくても…。ちなみに先週の観衆4万人に対して今日の入場者数は2万7千人…。
●今日のケルンは先週に比べるとまったく精彩を欠く出来。前半9分に先制したものの、その後はパスも散漫、凡ミスからボールを奪われることも多く、30分には1-2と逆転を許してしまいました。前半の終わり方からようやくテンポが出始め、立て続けに2点を奪って再逆転し前半を折り返しましたが、どうも無駄が多いような…。
●後半に入ってティムのお手本のようなカウンターなどもありさらに2点を追加、結果としては5-2と危なげのない試合だった訳ですが、内容的には先週のハンブルグ戦の方が全然よかった。今週は相手がもう少し格上だったらこんなスコアにはならなかったでしょう。中盤から前線へのボールのつながりは前半の残り15分から後半30分くらいまで見るべきものがありましたが、スペースは使えてないし視野が狭くてパス出しにもう少し創造性が欲しい。がら空きの逆サイドに振るなんてほとんどなかったもんな。
●さて、その他の試合ですが、フォクツ監督が初めて采配をふるったレバークーゼンは3-1でHSVに快勝、ついに首位に躍り出ました。いずれ出てくると思いながらここまで待った甲斐がありました。ダウムのアメリカでの再検査の結果は陰性だったらしいですが。ところでレバークーゼンの練習にフォクツが初出勤した日に観客席にはこんな横断幕があったとか。「Lieber 'ne Nase Koks als Berti Vogts(ベルティ・フォクツよりもコカインを一発)」。
●バイエルンはホームでフランクフルトに1-2と気前よく金星を献上。「こんな調子ならチャンピオンズ・リーグに集中した方がいいかもね」と先週の敗戦の後エルバーが言い捨てていましたがやはりそういうことですか。この結果バイエルンは4位に。
●ついでといっては何ですがS04の皆さんはベルリンでヘルタに4-0と快勝。デンマーク代表のザンドさんがハットで得点ランキングのトップです。順位はこちらで確認していただきたいですが、BVBは明日なんとしても最下位ボッフムに勝ってトップ・グループを食らいついて行きたいところ。それにしてもケルンとハンブルグが勝ち点18で並んでいるというのもなかなか趣の深いものがありますな。

■2000年11月15日(水)

●代表親善試合ドイツ×デンマークは2-1でデンマークが勝ち、フェラー監督就任以来の連勝もストップしてしまいました。ドイツ代表はレーマー、バラック、イェレミースらを怪我で欠き、全般に散漫な試合に見えたのは単に僕が眠かったからでしょうか。それなりに前を向いて戦ってはいるんですが、いかんせんパスは精度が足りず、カウンターでは簡単にディフェンス・ラインの裏側に入られるし、W杯予選とは違って100%の出来とはとても言い難い状態でした。
●特にFWの決定力不足、エース・ストライカーが固定できないために「必殺の得点パターン」が編み出せない苦しさはこの試合でも感じました。ツィクラーとビアホフのツー・トップでしたが、ビアホフが機能していないというかMFがビアホフを使えていないというか。ケテラーあたりがもう少し成長して出てこないかなと思います。
●ディフェンスも今ひとつピリッとしない中でラメロウは悪くなかった。あと、ヘアチュ君が代表デビューを飾りました。ドイツの得点は0-2とリードされた82分にショルがFKから直接決めた1点のみ。ショルは奮闘していましたがドリブルを持ちすぎてボールを取られたりもしていました。FWが点を取れない分ショルの肩に重荷がかかっているような気がします。
●そうそう、昨日のU-21は2-2の引き分けでした。ティムもコルツィニーツもヒルデブランドもヴィリも休みでした。GKはケルンのプレールでした。こちらも僕自身が眠かったせいかあまり印象に残らない試合でした。すみません。

■2000年11月13日(月)

●2部のトップ・マッチ、ニュルンベルグ×オスナブリュックは3-1でニュルンベルグが貫禄勝ち。これでニュルンベルグは2位に勝ち点差8をつけての首位独走であり、1部、2部ともに接戦を繰り広げている今年のリーガにあって、ひとりその蚊帳の外という淋しい状態なのでした。12節を終わってまだ負けがないというのはなかなか大変なことで、ニュルンベルグを最初に負かすのはいったいどこになるんでしょう。
●レバークーゼンの新監督は一部で「小市民」、「凡庸」と呼び声の高い元代表監督ベルティ・フォクツに決まった訳ですが、就任早々「もともとダウムは来年1月から代表の指揮を執るという密約があった」などと言わなくていいことを口走りDFBをあわてさせています。このオヤジ、ちょっと前にも「イングランド代表監督の話があれば名誉なことだ」と頼みもしないのに血迷ったことを言って失笑を買ったことがあり、レバークーゼンの今後には暗雲が立ちこめているような気配が…。
●で、横浜FCの監督リトバルスキーはフォクツの下で技術コーチとして来年1月からレバークーゼンに合流すると報じられています。フォクツはこの他にもトレーニング・コーチにヴォルフガング・ロルフ(ラジオでヴォルフガング・ヴォルフと聞こえてあせったのは僕だけか)、GKコーチにトニ・シューマッハを招聘するとのことで、これを報じるドイツのアサヒ芸能こと「Bild」は「どうしてこんなにいっぱい監督が要るのか」と手放しで賞賛していました。実に微笑ましいですね。
●「kicker」によれば水曜日の代表試合ではメンバーを若干入れ替える模様。個人的にはノイヴィル君にこのチャンスを生かしてがんばって欲しいと思います。尚、火曜日にはU-21の代表試合が同じくデンマークを相手に行われます。今回はケルンのプレールがサブのGKとしてベンチ入り。ヴィリ君はお休みですが、コルツィニーツにがんばってもらいましょう。ティムもな。

■2000年11月12日(日)

●今日は1部の2試合と2部の4試合が行われました。1部の方ではブレーメ監督就任以来ポカールの対グラードバッハ戦を除いて快進撃を続けていたラウテルンが伏兵フランクフルトに負けを喫しました。それからダントツの最下位候補だったコットブスは地元でVfBに競り勝ち、いつの間にか降格圏を脱しています。とはいえ最下位のボッフムから10位のケルンまでは勝ち点差わずか4、逆に首位ヘルタから6位のBVBまでも勝ち点差5というデッドヒート。
●2部はこのところ調子をあげているアーレンが地元でトップメラー率いるザールブリュッケンに完勝、グラードバッハは最下位シュトゥットガルター・キッカーズを相手に1-0とリードしていましたが終盤に追いつかれ引き分け。アウェイとはいえ勝つべき試合を落としました。これでグラードバッハは降格圏15位のマインツと勝ち点差が3、まあ、それをいうなら8位のフュルトでさえマインツとは勝ち点差4ですからこっちもかなり切羽詰まったデッドヒートではある訳で。
●ところで僕は12月に3週間ほど一時帰国することになっているんですが、そうすると12月中旬のケルン×BVBとケルン×S04は見られないということに…。ああ、なんてもったいない…。だからオレは1月に帰りたいって言ったんだ…。ケルン×1860も無理かもな…。

■2000年11月11日(土)

●まず今週のマンハイム。カール・ベンツ・スタジアムで昨日行われたケムニッツとの試合はスコアレス・ドローとなりました。下位チーム相手のホームゲーム、怪我人も復帰して手堅く勝ちたい試合でしたが、得点がないのでは仕方がない。昨日はロンドン出張から帰ってきたのが10時半で「Hattrick」も見逃してしまい様子は分かりませんが、もったいない引き分けでした。
●今日はミュンガースドルフで1.FCケルン×HSVを観戦。いやあ、見違えましたよ、ケルン。前半で2-0とリード、その後3-0から3-2まで詰められたものの、終盤に1点を追加して突き放す堂々たる試合ぶりでした。今日のケルンは競り合いに強く、攻め上がりもリズムがあり、ひらめきのあるパス出しもそれに応えるFW、MFの走り込みもあるというまさに理想的な形。HSVは自陣でのうかつなパス(含むバックパス)をカットされてディフェンス・ラインの裏側に入られるチョンボの繰り返し。とはいえやはりそこを果敢にパスカットに行くケルンの方をほめてやりたい感じはするが。
●後半イェボアを投入してから少し動きがよくなったものの、どうも起点がはっきりしないよな。やっぱりカルドーゾがいないのが効いているのか。マダヴィキアは実際に見てもやはり顔がデカかった。ケテラーとヘアチュを見てたつもりだったんですけど、ケルンの攻撃につい目移りしてよく分からなかった。ケテラーはボールを持ったときの突破力はさすが。ヘアチュも攻撃参加に輝きの片鱗を見せていましたが、いかんせん負け試合じゃどうもな…。
●さて、今日はバイエルン・ミュンヘンがパルクでS04の皆さんに2-3と敗れてしまいました。バイエルンはこれで今季4敗目、実に3試合に1回は負けるという曙も顔負けのハイペースで金星を提供しています。これで勝ち点はレバークーゼンと並んでしまいました。レバークーゼンもいつの間にか3位まで浮上していたんですね。今日の試合はだれがどう采配したのか知りませんが、最少得点でもともかく勝つところが底力というか意地というか、モチベーションは高いと見たが…。
●ヨーロッパ関係ではチャンピオンズ・リーグの2次リーグ組分けが行われ、バイエルンはアーセナル、スパルタク・モスクワ、リヨンとともにC組になりました。で、レバークーゼンとHSVがUEFAカップにまわり、2回戦でドイツの5チームがすべて勝ち抜けということになったため、UEFAカップ3回戦にはブンデスリーガのチームが7つもひしめくという暑苦しい状態になっています。注目はヘルタ×インテル、ASローマ×HSV、ACパルマ×1860ってところでしょうか。ローマはたぶん中田をUEFAカップ要員としてローテーションしてくるでしょう。完全中継を期待したいところです。
●ついでと言っては何ですが、15日にはデンマーク代表との親善試合があります。ドイツ代表のメンバーはここあたりで確認していただきたいですが、要はイェレミースが復帰しただけ。DFはリンケさんではなくバウマンかヘアチュを試してみて欲しいと思う次第。

カーン
レーマー ノボトニー ヘアチュ
ダイスラー ハマン バインリッヒ バラック
ショル
ツィクラー ヤンカー

ってとこでどうでしょ。イェレミースは後半からハマンに代えて出場でちょっと様子を見ましょう。

■2000年11月8日(水)

●ええと、まずはおわびと訂正です。月曜日のザールブリュッケン×ニュルンベルグは2-2の引き分けでした。後半ロスタイムにザールブリュッケンが2-1と勝ち越したところまでをテレビで見て月曜日のレポートを書いてしまいましたが、実はその後にニュルンベルグが追いついて試合を終えたのでした。
●という訳でザールブリュッケンは5位でした。お詫びして訂正します。ところでダウムなき後のレバークーゼンの監督問題ですが、候補として名前の挙がっているのがこのザールブリュッケンのトップメラー監督。他に元代表監督のフォクツという声もあり、さらに「第三の男」の存在も取り沙汰される今日この頃。近いうちに結論を出すらしいが。
●今日のチャンピオンズ・リーグ、HSVはラ・コルーニャと地元で引き分けました。せっかく1点先制したのにもったいない。HSVはこれで1次リーグ敗退、レバークーゼンと同様にUEFAカップに回ることになりました。
●既に1次リーグ突破を決めているバイエルンは例によってBチームでローゼンボリへ遠征。カーンをミュンヘンに残しヴェセルズ君がゴールを守りました。結果は1-1でしたが、バイエルンの要エフェンベルグがこの試合で復帰、これでようやくバイエルンもカツが入るかなという感じ。
●という訳で、サッカーくじ的にはバイエルンとレバークーゼンの引き分けは見事に当てたものの、HSVは勝ちに賭けていたため配当をもらい損ねました。

■2000年11月6日(月)

●2部のトップ・マッチ、首位を走るニュルンベルグがアウェイとはいえなんと3部から昇格したばかりのザールブリュッケンに今季初めての1敗を喫しました。ニュルンベルグの首位は揺るがないものの、ザールブリュッケンはこれで3位に浮上。どうなっちゃってんでしょ、これ。
●今週はチャンピオンズ・リーグとUEFAカップの試合が行われます。明日はヘルタがアウェイ、1860がホームでUEFAカップ、レバークーゼンはリスボンでスポルティング・リスボンとCL。水曜日はCL、バイエルンがローゼンボリで、HSVは地元にラ・コルーニャを迎えます。木曜日はブレーメンがアウェイ、VfBとラウテルンは地元でUEFAカップ。CLはこの週が一次リーグの最終戦でバイエルンは既に勝ち抜け確定、レバークーゼンは3位確定でHSVは勝ち抜けの可能性あり。UEFAカップでは1860とVfBはアウェイを負けているのでホームでがんばって欲しいところ。

■2000年11月5日(日)

●今日はベケルベルグでグラードバッハ×ロイトリンゲンを見てきました。結果は1-1。開始早々にロイトリンゲンのGKが自陣ペナルティ・エリア内でファンブルしたボールをFWに奪われまいと苦し紛れにタックルして急ブレーキをかけたため赤紙退場となりましたが、このPKをニールセンが外したのが間違いの始まり。グラードバッハはその後FKからアサニンのヘッドで1-0とリードしたもののすぐに追いつかれ、その後はボールを支配しながらも得点のないお決まりのパターンで痛いホームでの引き分け。
●思うに、パスはくるくる回るのに最後の切り崩し、切り込みがまったく甘い。もちろん敵がアウェイかつ1人足りないという条件で守りに入っているのは確かだけど、みんなパスを回すだけでシュートを打つヤツがだれもいないというのはどういうことか。スタンドからも「打たんかい」という声が幾度となく飛んでいました。「今や!」「そこや!」と思うシーンから余計なトラップを入れているうちに穴をふさがれまた横にパスを出すというパターンの繰り返し。センタリングは流れっぱなしだし、プレーがまったく淡泊というか「お上品」。もうちょっとガリガリやって、ファイン・シュートでなくていいからとにかく押し込んでやるというヤツはいないのか。
●さて、全国2千万人のSVヴァルドホフ・マンハイム・ファンの皆さん、お待たせしました。今日のヴァルドホフは残念ながらアウェイでグロイター・フュルトというどこにあるかだれも知らないような街のチームに1-2で負けてしまいました。0-1からモンテロのヘッドで1-1と追いついたものの、守備の要サントスが黄色2枚で退場、好調リヒトも赤紙をもらい9人で戦うのはさすがにきつかった。引き分けたかったところですが仕方ない。次のホームは何としても勝つことにしましょう。
●今日の大笑いはヴォルフスブルグ×コットブス。1-1からヴォルフスブルグのシュートはポストに詰めていたミリウタに当たり、そのままライン上を飛んで反対側のポストに詰めていたもう一人がけり出したのですが、
1.ミリウタの手にボールが当たっている
2.もう一人がけり出す前にどう見ても(空中で)ゴールの中に入っている
3.審判も一度はゴールを宣告している
のにも関わらずどういう訳かノーゴールとなってそのまま試合は続行されてしまい、疑惑の引き分けとなってしまいました。試合後もキャプテンのライトマイヤーが審判に抗議していましたがあれは何だったんだろう。

■2000年11月4日(土)

●ここ数日、風邪からと思われる頭痛で画面を見るのもイヤな状態が続いていたのですが、今日はバイエル社のアスピリンが効いたのか少しは快復したので更新に手をつけてみました。
●第11節は今日までに1部が7試合、2部が4試合を終えていますが、これといって激しい番狂わせはありません。バイエルンは「マグデブルグの屈辱」から立ち直り、仇敵ドルトムントを6-2と下しました。この試合はヒッツフェルド対ザマーという師弟対決としても話題になっていた訳ですが、さすがに歯車がかみ合っているときのバイエルンは強いというかあのメンツで強くない方がおかしいというか、そういう試合でした。サリハミジッチは価値の高い選手だと思います。
●ラウテルンは0-2をひっくり返してシャルケに勝ちました。こちらもポカールはなかったことにしてくれということでしょうか。首位ヘルタは4-1で危なげなくブレーメンを下しましたがこの首位はいったいいつまでもつのか。あとブレーメンはこれで16位と、ついに降格圏に突入という危機に直面しています。名門危うし。ともかく、上位6チームはゲルゼンキルヘンを除いて順当なところに落ち着いてきたという感じでしょうか。
●2部の方は(ごく個人的に)注目のグロイター・フュルト×SVヴァルドホフ・マンハイムが明日なので他はどうでもいいんですが、今日はデュイスブルグがアウェイでハノーファーに勝つというサッカーくじ的にはまったく余計なことをしてくれてげっそりです。そういえば昨日ビーレフェルドがホームでシュトゥットガルター・キッカーズとスコアレスドローというのもサッカーくじ的には怒り心頭の結果でした。それにしても「Stuttgart」という地名のカナ表記のしにくさは何とかならないものでしょうか。「シュツットガルト」?
●明日はグラードバッハ×ロイトリンゲンを見に行こうかなと思っています。グラードバッハはポカールでラウテルンに圧勝した余勢をかって是非ものにしたいというか勝つしかない試合。引き分けでも足りない。マンハイムはアウェイですが何とか踏ん張ってせめて1ポイントを持ち帰ってくれという感じ。昇り調子なので期待してます。そういえば昨季わざわざマンハイムまで見に行った試合がフュルト戦だったな。今季も一回はマンハイムまで足を運びたいのだが。

■2000年11月1日(水)

●昨日、今日とDFBポカールの2回戦が行われた訳ですが、今日はなんとFCバイエルン・ミュンヘンが、こともあろうにオーバーリーガ(4部)の1.FCマグデブルグにPK戦の末敗れるという大波乱がありました。
●バイエルンはシュトゥルンツとヴィージンガーをスタメンで起用しているあたりがややDFBポカール・シフトっぽいもののトップはヤンカーとツィクラーで決して2軍という訳ではありません。しかしマグデブルグはモラルが高く、パス・センスもよく、競り合いにも強く、バイエルンと互角に渡り合う以上の動きで0-0で前半を折り返しました。
●後半66分にマグデブルグがスローインから1点をあげてまさかのリード。バイエルンはイェレミース、サリハミジッチ、エルバーを投入し、そのサリハミジッチのゴールで1-1と追いついたものの、その後のチャンスには精彩を欠きそのまま90分を終えてしまいました。
●延長になるとさすがにマグデブルグには疲れが見え、バイエルンが攻めてマグデブルグが守りカウンターというどちらがホームか分からない状態になりましたが、まあ、交替でレベルが上がるCLクラスのチームと、交替のたびにレベルが下がって行くオーバーリーガのチームとではそれもまたやむを得ないことでしょう。しかし、マグデブルグは延長の30分を守りきり、試合はついにPK戦にもつれ込みました。
●PK戦はバイエルンが先攻でしたが、2人目のイェレミース、3人目のエルバーのPKをマグデブルグのGK(名前知らない)が立て続けにセーブ。マグデブルグは4本続けて問題なく決め、昨年のポカール覇者バイエルン・ミュンヘンの三冠の野望をうち砕いてしまいました。いやあ、テレビの前で思わず熱くなってしまいました。やはりバイエルンはエフェンベルグを欠くと試合の組立にアクセントがなく、選手個人の高い能力だけで戦っているイメージが払拭できません。
●さて、他の試合結果はしかるべきところで確認していただくとしてあとひとつ、ベケルベルグで行われたグラードバッハ×カイザースラウテルンは5-1でグラードバッハが勝ち、ブレーメ監督就任以来破竹の勢いだったラウテルンに冷や水を浴びせました。ちなみにマンハイムは1回戦で敗退しています。



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